逆光

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逆光で撮るのが好きなのには理由があって、それは順光で撮ると表面しか写らないのに比べ、逆光だとレントゲンみたいに中身が透けて写るからなのです。透けて見えるのって、ドキドキするよね。え、しないって? あ、そう

上を向いて歩いたら

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昨夕のはなし。ぼくは某公園の川のほとりをカメラを空に向け、ファインダーを覗き込んだまま前進していた。前方に穴があるとも知らずに。ぼくは穴に足をとられてバランスを失い、派手に転んで階段のコンクリートに右膝、左腕、カメラを持った右手、そしてアゴを打ちつけた。スカートをはいてなくてよかった。右の膝とアゴはみるみる腫れあがり、アゴはアントニオ某猪木のようになった。しかし、家に帰り着いて鏡を見るとまんざらでもない、ラテン系の情熱的な男の顔がそこにあった。もし整形手術をするとしたらアゴだな。ヨッパライ某に「写真を撮っていて転んだ」と報告すると、たいそう喜んでくれた。

バリア

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ここのところ、テレビもラジオも消して、新聞も見ないでいる。
ココロにバリアを張って、息を潜めている。
今日は太陽もそんな気分だったようだ。

ア、春の人だ!

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外は真冬の寒さ。誰もがコートに襟巻き姿でやってくる。春はどこにいったのだろう。でも、一人だけ、みんなと違う格好で珈琲を買いに来た人がいた。それはやはりアの人だった。

春なのに

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春だというのに木枯らしの吹く寒い一日だった。そんなわけで今夜は鍋なのだった。夕方いらした常連のお客さんに、今夜は鍋だよ、というと、あたしゃ一人だから鍋は好かん!と言った。

ダンスダンスダンス

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わがままな君が春なんか大嫌いだと叫んでも
春はもっとわがままだから、かならず春は来る。
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夕方、7時の某国営ラジオニュースを聴いてたら、解説委員が長い解説の最後に、明けない夜はありません。と言った。
するとアナウンサーがそれに応えて、
ええ、明けない夜はありません。と、思いのこもった声で言った。
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駐車場のモモ。5分咲きといったところ

曇ってても春分

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空が曇っていたのでドライブには行かず、黎明館で開催されている二科展に行った。ドライブに行けなかったのは残念だったけど、二科展は想像以上におもしろかった。図書館の敷地に植えてある淡墨桜が8年ぶりに咲き始めた、とのことで、ついでに見に行った。ほとんどがまだつぼみだったけど、淡いピンクが可憐だった。昼食は犬迫町にある某石蔵の手打ちそばがおいしい、とのうわさを聞いてたので、そこでたべることにした。
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自宅に帰り着き、久しぶりに映画を見ようと思ってプロジェクターをセットしていると、近くの公園に出かけたヨッパライ某から、花がきれいだよ、と電話があった。人が多いんじゃないの、と聞くと、そうでもない、とのことだったので、行ってみることにした。
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あまり期待せずに行ったのだけど、変わった趣向の展示があったりして、意外と楽しめた。
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