海のそばのレストランで寿司を食うことにした。
いつも安いほうをたのむのだけど、今日は高いほうにした。
ワサビを利かせてくれ、とウェイターに言った。
ほんとにワサビが利いていた。食べるたびに涙が出た。
池のある風景
今日は霧島に行こうと思っていたのだが、突然気が変わり、以前から行ってみたいと思っていた某神社へと車を走らせた。
その神社に興味を持ったのは、その拝殿に不思議な生物の彫刻があると聞いたからだ。
行ってみると、なるほど、極彩色に彩られた恐ろしげな生物が柱に張り付き、四方に睨みを利かせている。
こういう神社が鹿児島にあるとは知らなかった。
腹が減ってきたのでソバ屋で昼食をとり、雨不足で水位が低下していた、山の上の某池に向かった。ニュースによれば、やっと水位が戻ってきてボートも漕げるようになったという。2月に来た時はボートは漕げず、水中から生えているはずの落羽松も、干上がった水辺にポツンと立っていた。峠を越えると、そこが池の駐車場。驚いたことに、平日なのに、ほぼ満車。こんなことは初めてだ。公園を歩いていくと、チンドン屋同好会?のお年寄りたちが、鉦や太鼓を打ち鳴らして楽しそうに騒いでいる。変なカツラをかぶって踊っているおばさんは85歳だという。不思議な光景だった。
池の周囲を歩いていくと、若葉をまとった落羽松が見えてきた。ちゃんと、水の中から生えていた。
春霞
思い出のような一日
海辺を歩く
春だったね
天気が悪ければ指宿の某温泉に行く予定にしていたのだが、朝から青空が広がっていたので、やはり温泉に行くことにした。今日は縁の湯をチョイスした。十分温まって温泉をあとにし、某池の周囲を走りながら窓を開けると、生暖かい風が吹き込んできた。ずいぶん気温が上がっているようだ。こんな暖かい日はソーメンを食うのが清く正しい生き方である。ぼくは某町営ソーメン流しへと車を転回させた。この陽気でソーメン屋は大繁盛にちがいないと思ったが、客は2~3人しかいなかった。
いつものようにカメラを取り出し、テーブルの写真をパチリ。ぼくは食べ物の写真を撮るのが大好きだ。ただ、今日はいつもと違い、カメラを縦に構えて撮影することに決めていたのだった。
ぼくは縦の写真も大好きなのだけど、ごらんのように、ブログに貼り付けるとやたらデカくなる。ただでさえ態度のデカいブログなのに、こう写真が大きくては見る人に嫌われる可能性が高い。と言いつつ、臆面もなく、縦写真ばかりべたべたと貼り付けていくのだった。
食事が済むと、いつもの某植物園に、桜を見に行った。毎年今頃になると、伊豆の踊子という名の薄いピンクの桜が咲く。
園内を歩くと、桜とアカシアの花の香りが優しく美しいハーモニーを奏でていた。
色と香りが織り成す甘美な旋律に酔いしれ、連れはベンチで爆睡
楽しい時間は早回しで過ぎてゆく。太陽は急に傾き始めた。
暖かいとはいえ、まだ冬の面影が見え隠れする。
雨の池
温泉たまご日和
reflections
いつものようで、いつものようでない一日
寒くなったので、いつもの温泉に行くことにした。しかし、なぜか休みのような気がして、念のためその温泉のホームページを開いてみた。すると、なんと8月の末から休んでいるという。突然温泉が出なくなり、現在、配管工事中なのだそうだ。なんてこった。今日は時間を延長して、のんびり湯に浸かるつもりだったのに。でもまぁしかたがない。相手は温泉、ままならぬ自然の恵みなのだ。再開を待つしかない。温泉をあきらめて、いつものハーブ園に車を走らせた。
ハーブ園でいつものトマトリゾットと、いつものカボチャプリンを食べ、いつものようにハーブ畑をうろついた。
ここをぶらつくとなぜか落ち着く。ハーブ園を後にし、いつもの植物園に向かった。
玄関をくぐると、早くもクリスマスソングが。いつものコースで歩き始めると、急に厚い雲が空を覆い、雨が降り出した。
傘を借りて、再び歩き始める。何かが違う。いつもの植物園は、いつもと様子が違っていた。