投稿日: 2009年10月23日 金曜日夜の連想 夜、店を閉めて外に出ると雨が降っていた。 だれか見ているような気がして、辺りを見回すと、ゆりが咲いていた。 ふいに、あまい匂いがぼくを包み、ぼくは変な連想をした。
投稿日: 2009年10月22日 木曜日ムービーが欲しくなった午後 昼過ぎ、某局のテレビ取材があった。ぼくはすっかり忘れていて、若い美人カメラマンがポットなどの展示品を写すたびに、ねえ、それ、ホコリかぶってない? と、いちいち聞くハメに。おぼえてたらピカピカに磨いておいたのに。
投稿日: 2009年10月21日 水曜日逃避的日常 店の中でぼんやりしていた時のこと。突如、窓の外でザザザザザザー、と、聞いたことのない音が聞こえ始めた。ぼくは想像力をたくましくして、コレはいったい、何の音だ、と、考えをめぐらした。異様な音は振動を伴ってさらに近づいてくる。ズザザザザザザゴゴゴゴ。そうだ、これは風の中のナウシカに出てくる、あの巨大なイモムシの走行音だ! ぼくは窓の外に顔を突き出し、音の主の正体を確かめた。だがそれは火山灰除去用の特殊車両であった。 ミニチュア写真にチャレンジしてみました。 こちらがオリジナル。
投稿日: 2009年10月20日 火曜日冬の気配 今朝、道路に出て見上げた空は灰色だった。低い空で、温泉卵みたいに白く滲んだ太陽が弱々しい光を投げていた。ぼくは不安になった。ムーミン谷のカバたちは冬眠の準備を始めただろうか。
投稿日: 2009年10月17日 土曜日なんでもないことがしあわせ 昼過ぎにいらしたお客さんの昼食はアンパンだった。 お客さんは、ちょっと失礼、といってそのパンを一個食べ、 あげる、といって、残った二つをぼくにくれた。
投稿日: 2009年10月15日 木曜日ココロに石炭をくべろ 炉に石炭をくべる。 ぼくの石炭は黒い。 本を読んでたら、ココロに引っかかる言葉に出会った。 孤独という言葉の意味を身をもって知るとき、ぼくたちは表現することについて何かを知るように思う。 M・ブランショ
投稿日: 2009年10月14日 水曜日一日のはじめかた ぼくはぼくの世界で目覚める。みんなのでも、あなたのでもない。顔を上げ、あたりを見渡すと、どこもかしこも、ほこりっぽく、もやがかかっている。ぼくは空に向かって万華鏡を回すように、ぼくの世界を調整する。それが終わるとポットを火にかけ、コーヒーをいれる。こうしてぼくの一日は始まる。