夜の連想

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夜、店を閉めて外に出ると雨が降っていた。
だれか見ているような気がして、辺りを見回すと、ゆりが咲いていた。
ふいに、あまい匂いがぼくを包み、ぼくは変な連想をした。

ムービーが欲しくなった午後

昼過ぎ、某局のテレビ取材があった。ぼくはすっかり忘れていて、若い美人カメラマンがポットなどの展示品を写すたびに、ねえ、それ、ホコリかぶってない? と、いちいち聞くハメに。おぼえてたらピカピカに磨いておいたのに。
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逃避的日常

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店の中でぼんやりしていた時のこと。突如、窓の外でザザザザザザー、と、聞いたことのない音が聞こえ始めた。ぼくは想像力をたくましくして、コレはいったい、何の音だ、と、考えをめぐらした。異様な音は振動を伴ってさらに近づいてくる。ズザザザザザザゴゴゴゴ。そうだ、これは風の中のナウシカに出てくる、あの巨大なイモムシの走行音だ! ぼくは窓の外に顔を突き出し、音の主の正体を確かめた。だがそれは火山灰除去用の特殊車両であった。
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ミニチュア写真にチャレンジしてみました。
こちらがオリジナル。

冬の気配

今朝、道路に出て見上げた空は灰色だった。低い空で、温泉卵みたいに白く滲んだ太陽が弱々しい光を投げていた。ぼくは不安になった。ムーミン谷のカバたちは冬眠の準備を始めただろうか。
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ココロに石炭をくべろ

炉に石炭をくべる。
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ぼくの石炭は黒い。
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本を読んでたら、ココロに引っかかる言葉に出会った。
孤独という言葉の意味を身をもって知るとき、ぼくたちは表現することについて何かを知るように思う。 M・ブランショ

一日のはじめかた

ぼくはぼくの世界で目覚める。みんなのでも、あなたのでもない。顔を上げ、あたりを見渡すと、どこもかしこも、ほこりっぽく、もやがかかっている。ぼくは空に向かって万華鏡を回すように、ぼくの世界を調整する。それが終わるとポットを火にかけ、コーヒーをいれる。こうしてぼくの一日は始まる。
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