西日のあたる店

141120_01 私はとある珈琲店の客だ。ほぼ一週間に一度、この珈琲店のドアを開ける。どういう仕掛けか知らないが、取っ手を引くとお化け屋敷のような音がする。階段にも趣向を凝らしているようで、日暮れ時には突き当たりの壁に妙なシルエットが浮かぶ。客へのサービスのつもりかもしれないが、実のところ、そんなサービスはどうでもいい。珈琲がうまければそれでいい

Wind, Sand and Stars

好きなこと、例えば海や夜空の星のこと。それをいつも、何年も、ずっと思っていると、その思いは透き通って見えなくなる。そういう人と海や星や夕日を眺めていたい

ノスタル爺

141110_10 今ぼくが書いているのは日記。ただの日記。だれのため、と強いて問うなら、今の自分、そして時間を持て余しているに違いない未来のヒマな自分。子供や孫が読むなどとはまったく思えない。年をとると、記憶を遡り、昔はよかった、となぜか思うようになる。そんなに昔が良いものなら、今のうちに程よいものを選び、カッチリ残しておくのも悪くない

ゴルゴ13夜

141105_02 某コーヒー店から見える夕日。あ~、やっと今日も終わった。今日も濃いお客さんばかりだったな141105_01今夜は171年ぶりの「後の十三夜」なんだそうです。次回は2109年だそうで、おそらく普通の人は見ることはできないでしょう

ブツダンはないけどローソクはあるのです

141103_02 日の射す明るいベッドで図書館から借りた写真集を広げた。写真集はベッドで読むとしあわせな気分になれる141103_01写真集には気の利いた言葉が書いてあった。「何も勉強しなかったおかげで多くを学んだ」 アナトールフランス。 賛成、あんた、なかなかいいこというね141103_03 写真集を見てたら、ぼくも写真を撮りたくなった。写真家はライカを使っていたので、ぼくもタンスの奥からライカを出そうと思ったけどなかったのでオリンパスをポケットに入れた141103_06 ワインを買いに近くのスーパーまで歩いた。太陽が西に傾き、影がおもしろかったのでそれにカメラを向けた141103_04 写真集はどれも白黒だったので、ぼくも白黒を意識して撮ろうと思っていたのだけど、いつの間にか忘れてしまった141103_05 パン屋のベンチにずっと座っているおにいさん141103_07全国津々浦々の標準的日本人にとって今日は文化の日。ぼくにとっては無駄に大きなローソクに灯を点すだけの日。ローソクがホコリをかぶっていたのでシャワーで洗い、屋上に干した。ぼくは綺麗好きなのです141103_08 ちなみに今回図書館から借りた本はブレッソンのが4冊、そして京都大学霊長類研究所の松沢哲郎氏、チンパンジーが教えてくれた人間の心「想像するちから」の計5冊。チンパンジーについては、人間とは何なのか、という素朴で深~い疑問に、この本がヒントを与えてくれそうな予感がして…そしてその勘はけっこう当たっていたように思う。ぼくはユクスキュルの唱える「環世界」的なアプローチをこの本に期待していたのだから141103_09 今日は年に一度のローソクを点す日。ワインで乾杯。ぼくがスーパーで買ってきたのは例によって一本400円のスペインのやつ。違いの分からないぼくにはこれで十分。いや、これの赤に関しては、けっこううまい、と思うよ