だれもいない海

エビフライが食べたくなったので南に走った。午前中は雨との予報だったが、まずまずの天気だった

天気予報はちっとも当たらない、とブツブツ言いながら走っていたら雨が降り出した。なんとなくススキが見たくなって干拓地中央の交差点を左に曲がり、その先にある山に上った。駐車場に車を止め、横殴りの雨の中、傘をさして海が見えるところまで歩いた

こいつらも少し前まではどこかの海をうれしそうに泳いでいたのだ

今はもう秋

だれもいない海

峠で運転を代わり、歩いて帰った

夕暮れ

若いころは一人で生きていけると思っていた。だれのサポートもいらない。B型だし。今はそうは思わない。夏の終わったこんな夕暮れ時は特に。店じまいをはじめたとき同年代のお客さんが音もなく現れた。駅に奥様を迎えに行くところなのだが、早く着いたので寄ったのだと。一杯飲みたいというのでポットに水を入れ、火にかけた。なぜか歌謡曲が聞きたくなって適当に選んだ。ビリーバンバン、さよならをするために。一人では生きていけない。弱くなったからではなく、弱いと気づいただけのこと

ちょっと月まで

先月、ネットをぶらついてたら、気になる題名の記事が見つかった。

今夏は鹿児島で月面着陸! IMAX 70mmフィルムで映画「アポロ11」を見た

以下抜粋


月面着陸50周年を記念し、NASAと米公文書記録管理局(NARA)が協力し、70mmフィルムのアーカイブ映像や11,000時間以上に及ぶ音声データを基に制作されたドキュメンタリー映画。当時の貴重な映像素材を、特注スキャナーで8Kまでの解像度でHDRのスキャニングを行ない、4Kリマスターによって「50年前の映像とは思えないほどの圧倒的な迫力と美しさ」で、アポロ11号の打ち上げ直前から帰還までの9日間を描く。

(中略) 上映館の中でも、ひときわ異彩を放つのが、直径23mのドームスクリーンで70mmフィルム上映を行なう「鹿児島市立科学館」だ。今となっては“フィルム上映”というだけでも珍しいが、同館はカナダIMAX社が開発した映写システム「OMINIMAX(オムニマックス)」が今でも稼働する、国内唯一のスポットなのだ。「アポロ11」が70mmフィルム上映されるのは、日本では鹿児島市立科学館のみ。しかも3カ月限定公開で再上映は無し。


なんだかよくわからないけど、とにかく見ないわけにはいかないような気分になったので見に行くことにした。写真は映写装置。丸いお皿に載ってるのが70mmフィルム

で、映画を見た感想。あまりに画面が大きすぎ、目を上下左右にきょろきょろさせながら見ることになった。こんなの初めて。月面での映像などは、その荒涼とした風景が目の前いっぱいに広がり、不安を覚えるほどだった。

昼食は山のレストランのテラス席で、田んぼと、その向こうにある海を眺めながら食べた。やっぱり地球がええ

最近になって気づいたことがある。なんで今頃、とも思う。それは、自分を幸せにしようと努力すると、かえってそれから遠ざかってしまう、という事実。手に入れようとすれば失うし、失うと与えられるなにか。自分の悟りというものはかなりの確率であてにならない

カメムシの逆襲

カメムシが一週間くらい前から洗面所の天井に張り付いていた。さわらぬカメにたたりなしという古くからのことわざに従い、見てみぬふりをしていたのだが、さっき見たらいなくなっていた。と思ったら、なんと、洗面所の入り口の真上に移動していた。まずい。扉を開けたときの振動でポトッ、と頭に落ちてくる可能性が高い。間違って手ではたこうものなら心臓麻痺レベルの異臭をお見舞いされること必至である。近くに立てかけてあったデッキブラシを使い、恐る恐る掬い取ろうとしたが、急に暴れだし、ブーーンと音を立ててぐるぐる飛び回ったあげく整理箪笥に積んであったタオルに着地した。死ぬほどびっくりしたぜ。言うまでもないが、タオルに載ったカメムシには家の外に出て行ってもらった。

ロケットの秋

昨夜は雲一つない絶好のロケット日和だった。ぼくはカメラの設定を済ませ、安心し切ってカウントダウンが始まるのを待った。発射は日をまたいで25日の午前1時5分。発射10分前に屋上に上がり、カメラを南に向けセットした。げげっ!なんと南の空は雲に覆われているではないか。いつの間にやってきたのだ、この忌々しいB型雲め。
シャッターを押す元気も消え失せてしまったが、せっかくこんな夜中まで待ったのだから、と、シャッターを押した。ぼくをかわいそうに思ったのか、時々雲間から姿を現してくれた

上の動画を静止画に分解し、比較明合成ソフトで合成しました

台風一過

朝、カーテンを引くと台風一過の爽やかな青空が広がっていた。予報は外れたのだ。ドライブ出かけなくちゃ。というわけで灰まみれの車をシャンプーで洗い、ピカピカになった車のエンジンをかけた。山を登り、渓谷沿いの道を南に走る。近道をしようと細い山道に入ると、台風で折れた枯れ木が道をふさぎ、落ち葉が道にあふれていた。それが跳ねて車のボディーにバシバシ当たる。せっかく車を洗ったのにねぇ、と、ヨッパライ某が言った。ぼくは車を洗ったことをすっかり忘れていた

目的地は山の上の公園。清流にかかっている石橋を渡ったあたりに赤い花が咲いているはず

赤い花。もう秋なのだ。夏はいなくなった。過ぎた夏をいつまでも思うのはもうやめよう

大魔神。悪いことをして彼を怒らすと大変なことになる

カツオで有名な町にある美術館に行ってみることにした。前回行ったときは改修工事中で展示品も少なかった

硫黄島は今日も煙を吐いていた。左の島は竹島

美術館は休みだった。祝日に休むなんて・・・ぶつぶつ

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