インディ・ジョーンズな夕暮れ

かなり古いが…. 映画インディ・ジョーンズを見ていると、ハリソンフォード演ずるインディの行く手に、クモの巣やガイコツが、またか、と言うほど登場する。冒険映画お決まりのパターンだが、少々しつこい。一昨日の夕暮れ、ぼくは首にカメラをぶら下げ、坊津は国道226沿線の崖っぷちをうろついていた。錆びたガードレールの向こうは藪。だが、その向こうには、まだだれも見たこともない、かも知れない絶景が開けているに違いなかった。ぼくは臆することなく錆びたガードレールを乗り越え、鬱蒼とした藪に分け入った。さっそく大きなクモの巣がぼくの行く手を阻む。拾った棒切れを振り回し、ザマーミロ、とか言いながらワタアメを作る手つきで絡め取っていく。と、突如、何かが靴先に当たって転がった。ガイコツだ! だが、よく見たら白っぽい石だった。ぼくはさらに前進した。日没が近く、あたりは急に暗くなってきた。時折り突風が吹き渡り、木立がザワザワと音を立てる。なんだかイヤ~な感じがしてきた。ぼくはガケから落ちるのが得意なのだ。以前ガケから落ちたときは手と足を骨折し、40日間の入院を余儀なくされた。ぼくはUターンした。

“インディ・ジョーンズな夕暮れ” への2件の返信

  1. 今思えば、かなりキケンなボウケンだったと思います。ガケのふちは丈のある草に覆われてましたから、足を踏み外して落下する可能性は高かったと思います。あそこのガケから落ちたらタダじゃ済まなかったでしょうね(笑)

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