底なし沼ツアー

肌寒い秋の深夜、いわれのない悲しみが押寄せてくる。友は目の前で底なし沼に沈んでしまった。むかし見た映画、ネバーエンディングストーリーでのワンシーン。悲しみに捕らえられた愛馬アトラクスは、主人公アトレーユが必死に手を尽くすのもむなしく、悲しみの沼に沈んでいく。今夜がそんな夜だった。沈んでいく感じを振り払えない。秋になると毎度のことだし、あきらめた。底なし沼ツアーの始まりだ。ところが、熱いシャワーを浴びたとたん、ぼくはかなり生き返った。そうだった。ぼくは忘れていた。そううつだものさんのブログで学んだことを。体を冷やしてはいけないのだった。その時ぼくは、パンツにTシャツ一枚だった。夜風がかなり冷たかったのに窓はあけっぱなし。寒くても平気なのだ、ぼくは。別な言い方をすれば、鈍いのである。そううつだものさんのブログによると、鬱を持っている人は、からだが冷えても気がつかないことがあるらしい。そしてからだが冷えると鬱状態になってしまう。ぼくはその時思い当たって、気をつけようと思ったのだった。もう忘れてる。学習しないヤツ。

“底なし沼ツアー” への4件の返信

  1. 私の手足は、非常に冷たく、触ったヒトは驚きます。この腕は血管も通ってないような手でござーます。血管に注射する時の看護師さんたちは私の腕で泣かされます。
    でも、それでもあたしのハートは熱いのよぉ~。

  2. 手が冷たい女性は、心が温かい。
    悲しいくらい、これを信じているぼくです。
    店で釣銭を渡す際に、お客様の手に触れることがあるんですが、ゾッとするほど冷たくてビックリすることがあります。
    同時に、心の暖かい人なんだなぁ、と、本気で思ってしまいます。
    根拠がどこにあるのかは知りません。
    こめこさんのハートが、いつもフィーバってるのはよく分かります(笑)
    燃料が切れないよう、十分お気をつけください。

  3. すんません、手がぬくい人が、どういう人なのかは、知らないのです。ヘビーなテレビゲーマーの手は熱い、と言う話は聞いたことないし。totto*さんのココロが冷たいようには見えないし。
    あ、コーヒーはそろそろ温かいのがいいですぜ。

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