役に立たない能力その3

このブログは自分用の日記なので、その日、気になることがあれば、なるべく記すことにしている。
下の日記は2006年2月17日に記したもの。

朝一番にいらしたお客様。彼女と会うのは二ヶ月ぶりだった。
けさ、ベッドから起き上がった瞬間、脈絡もなく彼女の顔が浮かんだ。朝、起きがけにふっと頭に浮かんだ人と、その日なんらかの形でかかわることがよくある。また、初めて会った人と話していて、あ、ぼくはこの人の誕生日を知っている、と思うこともある。聞いてみると、ぴったり一致する。大変驚かれるのだが、種も仕掛けもない。調子に乗って「誕生日を当ててみましょうか?」などと言って、当てようとするとさっぱり当たらない。

次は2012年10月20日のもの

ぼくには役に立たない不思議な能力がある。たとえば、初めて会った人と話していて、ふいに、何の脈絡も無く、ああ、ぼくはこの人の誕生日を知っている、と思う。誕生日を知りたいわけでもないのに、どうしてそんなどうでもいいことが頭に浮かぶのか、さっぱりわからない。ためしに誕生日を聞いてみると、まさにその通りである。もちろん相手は驚く。訳もなく頭に浮かぶんですよ、などと言っても、なかなか信じてもらえない。今日もそんなことがあったが、やはり何の役にも立たなかった

そして今日、店でまた同じことが起こった。何の根拠もないのに「あなたの誕生日は〇月〇日ですよね」などと言ってしまった。「え、なんで知ってるんですか?」と相手は驚く。自分でも不思議に思うので、ほんとに当たってるんですか?と聞いてしまう。ほんとですよ、と言って、免許証を見せてくれる。それを見てぼくも驚く

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