センチメンタル

そんなわけで寿司でも食べに行こう、ってことになって、漁港近くの寿司屋に行って安い方の寿司を注文した

海の色も空の色もよかった。でも、気分は暗かった

ほんとに閉館してしまったんだろうか。いまだ信じられない気持ちで駐車場に車を乗り入れた。
「なんだ、いつもと変わらないじゃないか、中でコーヒーでも飲もう」
ぼくらは車を降り、エントランスに向かって歩き始めた

冷たい風が吹いていた。
はやく夏が来ないかな