コーヒー一杯分の支援

Wikipediaを頻繁に使う。大変お世話になっている。数日前から、例の「お願い」が出るようになった。気の小さいぼくは、このお願いが気になってしょうがない。使うたびに「お願い」されるので、ついに、コーヒー一杯分300円と手数料35円をクレジットで支払った。で、どうなったかというと、「お願い」が出なくなった。

店のパソコンで支払ったので、自宅のパソコンではまた「お願い」されるのだろう、と思ったが、出なかった。ブラウザを同期させているせいかもしれない。ためしに違うブラウザを立ち上げたら、再び「お願い」されてしまった。(上の画像)

支払いを済ますと一通のメールが届いた。読んでみておもしろいな、と思ったのは、中ほどにある「意外に思われるかもしれませんが、寄付しない理由で多いのは金銭的余裕がないためというものです」というところ。役に立たないからではなく、余計な金は使いたくないから。ケチなだけよ、と。ここは欧米ならではのジョークと受け止め、クスっと笑うべきところなのか。


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キャサリン

ウィキメディア財団 最高経営責任者兼事務長
キャサリン・メイハー