黒白鳥

久しぶりに映画を見に行ってきた。ブラック・スワン。ナタリーポートマン、よかったな~。お上手。目は口ほどにものを言う、っていうけれど、彼女の眉毛ときたら口以上に演技してるじゃない。ストーリーもなかなかぼく好み。酒やチーズが醗酵によって複雑な大人の味になるように、人間も一度腐敗、堕落をくぐることで、一段と深い味わいを醸しだすようになるのかも。腐りっぱなしじゃ話にならんけど。あ、この映画の主人公がそうだといってるんじゃなく、彼女を見ててふとそんな事を思ったのでした。この映画の場合、醗酵というよりイニシエーション的要素が強いですね。脱皮みたいな。

“黒白鳥” への4件の返信

  1. 帰ってから調べてみたら結構コワイ系っぽかったので心配していたところでした。よかったよかった。

  2. 許容範囲内でした。ぼくが想像していた怖さとは別の種類の怖さでした。ところで、この映画はR15+指定なんですけど、見終わったあとで15歳という年齢について、しばらく思いをめぐらせました。ちょっと笑えるというか。あやさんが次回店にいらしたとき、その話をしますね。ご心配、ありがとうございます。

  3. 実は僕も先週カミさんと見てきました。レイトショーで。結構心臓に悪かったです。コワイ系からっきし駄目なので。
    映画も本も自分の好みでばかりを選んでたら、面白いものに出会いにくいような気がここのところしてます。

  4. たしかにそうですね、自分の好みばかり選んでたら、面白いものに出会わない。人との出会いもそんな気がします。茂木健一郎のいう、セレンディピティ、みたいな。
    ゴクニフさんはSFが好きだからご覧になったと思うのですが、昨夜、家で惑星ソラリスを見ました。古い映画なので音も画像もひどかったのですが、内容はすばらしかったです。何度も涙が出てきて自分を訝るほどでした。いったいなんでこんなに悲しいんだろう、って。自分が思っているほど自分自身を理解してないんだな、って思いました。

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