大地の声

吹きすさぶ風。砂が舞い上がり、前が見えない。ぼくは砂漠を歩いている。人の言葉が心の奥深くに達することは稀だ。せいぜい最初の門で力を失い、風のように消える。魂の扉をたたくことさえできない。たしかに扉は扉として機能している。それはかけがえのないものを守っている。やさしさは透き通ったからだの向こうにある。人の中にそれを見つけようとしても、そこにはない。やさしさは人の中にはない。大地の声。感謝と畏れの念を抱かせるもの。それは人を通して聞こえてくるが、人の中にはない。創られたものは創ったものに勝ることはない。大地の声。扉はその時、開く。


追記
暗い感じのエントリーが続いたせいか、数名の方からメールを頂いた。その声が扉を開けてぼくに届いた。うまくいえないけど、いつもなら人の声は部屋の外で聞こえるのに、今回の声は、ぼくの部屋を自由に歩き回った。そして笑った。ぼくはそれを不快に思わなかった。そんなことはないはずだと思った。人は入ってこれないはずだから。ぼくは彼女らにメッセージを託した、永遠に在り続けるものの存在を思わずにいられなかった。多分、彼女らはそんなことに気づいていない。生まれながら備わる永遠の女性なるものを通して伝えられるメッセージ。大地の声。今回のエントリーには、そのことを書こうと思ったのだけど、変なふうになった。いま読み返してみると、この文章もそうとう変だ。だめだこりゃ。

“大地の声” への4件の返信

  1. おー、元気そうなお声。
    なんか、ほっとしましたでー(笑)
    微熱少年モードは、ほぼ完成の域に達したようなので、現在「仙人モード」を開発中。その途中段階として「真理の探究者モード」を試用運転しているところですな。いやー、道は遠く険しい。
    フッフッフ

  2. マスター、カワイイ☆
    うふふふふ☆
    ところで。
    >フッフッフ
    最近、この笑い、流行ってるんですか?笑

  3. ふっ、カワイーだろー。
    夏でもないのにひと皮ムケちまったぜ。
    そんなカワイイぼくにお恵みを。 パンでええよ。
    ヘッヘッヘ

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