カウンター

ぼくはカウンターの内側で、コーヒーを点てたり、コーヒー豆を袋に詰めたりする。お客様は、カウンターの向こうに座って、コーヒーを飲む。もちろん、ここは喫茶店じゃないので、コーヒーを飲まずに、豆を買って、さっさと帰られるお客様のほうが多い。ぼくは、カウンターを挟んで、お客様とお話しする。カウンターは、ぼくからお客様を守り、お客様からぼくを守る。カウンターの奥行きは、お客様の体にぼくの手が届かない距離に算定されている。「なぜかここに座ると落ち着くのよね」などとおっしゃるお客様は多いが、その理由のひとつが、案外これである。お客様のボディーゾーンを侵さぬよう、気づかぬところに注意が払われているというわけだ。おかげで、気の弱いお客様も安心してくつろげる。そして今日も、一見、デリケートそうなお客様がカウンターの向こうで、必要以上に安心しきってコーヒーを飲まれていたのである。

“カウンター” への4件の返信

  1. そうですね、いらっしゃいますね。惜しげもなくα波を発射されるお客様。あくびを連発し、そのうちカウンターにうずくまって寝てしまうのでは?というお方。そういえば今までに一人だけいらっしゃいましたよ。α波を通り越してδ波を発射されたお客様。まぁ、ぼくとしてはα波はどうってことないのですが、カメハメ波を発射されると辛いですね、たぶん。

  2. 本日、そのカウンターデビューを果たさせていただき、誠にありがとうございました。光栄至極に存じまするぅ。
    ああ、なんか、ゲーノー人に片っ端から会ったようなそんなミーハーな感覚でうきうきしております。
    人生は変わる、そんなもんだと思います。

  3. こめこさん、今日はどうもありがとうございました。
    ブログで会って、現実にお会いして、またブログで会う。
    いわゆるひとつの、パーペキ、ですね(笑)
    人間はシステムですから、状況に応じて、案外簡単に変わるものだと思います。変わるのを食い止めようとする頑固な力が働いてるから、なかなか変わらないんでしょうね。
    自分が変われば、やっぱ、人生は変わっちゃうでしょう。ヒヒヒ

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