擬態

061008_1散髪に行った。定休日が散髪屋さんと同じ月曜なので、休みの日には行けない。たいてい、日曜日の早朝に行く。散髪屋さんに着くと、入り口の階段にナナフシがいた。こいつは小枝のフリをして外敵から身を守るというインチキ臭い虫だ。いわゆる「擬態」というやつ。しかしぼくはちょくちょく、白い塀で、正々堂々と日向ぼっこしているナナフシと出会う。変な形をしていることもあって、激しく目立つ。
「バカ、擬態はどうした。食われるぞ」ぼくは指でこずいた。
擬態を忘れたナナフシ。うーむ、変だ。不思議だ。ナナフシギだ。

“擬態” への2件の返信

コメントは受け付けていません。