principle

先日、ある人の伝記を読んでいたら、しきりにプリンシプルという言葉が出てきた。
日本語に訳すと何だろう。
原理、原則、主義、道義、節操、徳義
ぼくにプリンシプルはあるだろうか。
他人が作ったスルメのようなプリンシプルをなぞっているだけじゃないのか。
そう思った瞬間、ぼくは立ち止まった。
いや、今までもずっと止まっていたのではなかろうか。
果たしてぼくは、ぼくの人生を歩いているか。
怪しくなった。とっても。
その夜、ぼくはひどい自己嫌悪に陥った。(よくあることですが)
といいつつ、今はだいぶ回復しています。(単純)

夜のドライブ

昨夜はひどい雨だった。夜、高速を飛ばし、大雨の中を大隅半島の岩川という町に向かっていた。岩川に到着したのが11時過ぎ。岩川は人気もなく、ひっそりとしていた。岩川での当てが外れ、急遽、輝北町に向かうことになった。用を済ませ、帰路に就いたのが午前1時ごろ。あまり広くない真っ暗な山道を走っていると、大粒の雨が滝のように降り出した。車は霧に覆われ、視界は数メートル。
「フォースを信じるんだ」
ふいにそんな言葉が浮かんだが、それどころではなかった。

星空

昨夜は、空気が澄んでいたのか、星がきれいでした。
さそり座のSの字が南の空の横たわり、アンタレスの上で木星が輝いていました。
ぼくはベンチに寝そべって、ぼーっと空を見てたんですが、流星を三つ見ました。
こんなことを書くと、やっぱりコイツはアホだ、と思われるでしょうが、どうせアホなので書きます。
「オンナなんかより、星空のほうがずっと神秘的ですごいや」
ぼくは心からそう思って、星空を眺めながら感動してたんです。
オンナと星空を比べるのはおかしいと思うのですけど。
今夜も、雲が晴れたら星を見ます。

平凡

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午後、店の屋上に上がってみた。ナスの花が咲き、ニガウリのつるが風に揺れていた。ここでは、毎年今頃になると、同じ風景が狂いなく再現される。年老いた一人の男が、屋上の小さな畑に、毎年飽く事なくナスとニガウリを植えている。
070620_02そうして来年も再来年もナスの花は咲き、ニガウリのつるは風に揺れる。それは永遠に続くかにみえる幻の風景。
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ファーブルな午後

昨日は一昨日に引き続き休日であった。珍しくショッピングセンターに買い物に出かけた。レジの近くでぼんやりしていると、突然、小さな女の子が大声で泣きだした。迷子であった。ぼくは久しぶりに本物の迷子を見た。その数分後、どこからか母親が駆け寄ってきて感動の対面があった。ちょっとしたドラマであった。家に帰って、屋上でぼんやり雲を見ていた。雲はいつまで見ていても飽きることがない。ファーブルは一日中道端にしゃがんでアリを見ていたという。ときに、老人が同じところをじっと見つめたまま動かないことがある。ぼけているのかもしれないし、案外、死んでるのかもしれない。ぼくはだいじょうぶだろうか。

ちゃぶ台

わが家にはタタミがない。
タタミがないと、ちゃぶ台が置けない。
ちゃぶ台がないと、ちゃぶ台返しができない。
といって、ちゃぶ台返しをする勇気はない。
ちゃぶ台で食うスイカはうまい。
ちゃぶ台で食うザルソバもうまい。
金鳥の夏、日本の夏
そういえばそろそろ蚊の季節ですね。
蚊取り線香の準備はお済でしょうか。

第三日曜

仕事が嫌いな人の休日と、仕事がおもしろくてしょうがない人の休日はどうちがうだろう、などと、メンドウなことを考えるのはよそう。明日は第三日曜日なので、休みます。

三日目

臆面もなくインテリぶったエントリーは続く。
つもりだったが、インテリのまねはけっこう疲れるので、今日はやめることにした。今日も朝から雨が降っている。これで三日目だ。おとといは、久しぶりの雨を喜んでいた。しかし今日はうんざりしている。こういう勝手なぼくが、ぼくは好きだ。