こんな日

070802_01南の海からUSAGIがやってくる。地球はおもしろいね。宇宙のまん中にあって、いつもスポットに照らされている。ぼくは1億5000万キロの彼方から白く渦巻く雲を突き抜けてきた光で、くらい本を読んでいる。

August_47月は終わる。
そして8月がはじまる。
8月のために7月はある。
夏の旅はまだ続く。

恋がシャーベットみたいならいいのに

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月曜は定休日。10時過ぎ、ぼくの車は指宿スカイラインを南に走っていた。ゴキゲンであった。ぼくはなんでこんなに車を走らせるのが好きなんだろう。車はあっというまに千貫平自然公園に着いた。どうでもいいことだが、ここはぼくにとって記念すべき場所である。070730_01_5公園にはだれもいない。赤トンボが晴れ渡った空を乱舞しているだけだ。と、その群れを赤トンボの2倍ほどもあろう巨大トンボが横切った。あいつだ。つい数日前、totto*さんのところで話題になった、あのトンボ070730_01_3_3まさか、こんなにも早くあのトンボに会えるとは。
指宿スカイラインは、薩摩半島の南端に位置する湖、池田湖を終点としている。池田湖といえば、もちろんアレである。そう、大怪獣イッシー、ではなく、南薩名物イモ味ソフトクリーム。時計を見ると、ちょうど12時。暑いはずだ。熱風を受けたソフトクリームはすぐにドロドロにとけ、エイリアンの卵みたいになった。ぼくはふいに遠い目になって、アフリカのサハラ砂漠を思い出していた。(行ったことはないけど。)070730_03_2腹がへったので開聞岳の麓にある某ハーブ園に行き、ペルー風トマトリゾットを食べた。デザートはいつものとおり、ハイビスカスシャーベット。ところで、暑くなってくると、どうしてもあの場所が話題にのぼってくる。というわけで、恐る恐るあの場所に行ってみた。
うーん、やっぱし何かある。カモ。070730_04_2
怪しい心霊スポットを後にしたぼくは、ふと思い立って、長崎鼻の灯台へとハンドルを切った。何年ぶりだろう。前回来た時は夜だったような気がする。
そして最後は南薩ドライブの定番、フラワーパーク。070730_05特に行く必要は感じなかったのだけど、入場料無料の年間パスポートを持っているが故に、近くに来た際は、入場しないと損をしたような気分になってしまうのが悲しい。
連日36度を越える猛暑が続いているせいか、プロムナードに沿って植えてある草木に元気が無い。070730_05_2枯れ落ちた大量の葉が歩道を覆っている。いいかげん、雨が降らないと、樹木に相当なダメージがありそうだ。
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 恋がシャーベットみたいならいいのに 会えないときは凍らせておけるわ  はやく食べなきゃ あなたと私 形がくずれてしまいそうよ
松任谷由美 オールマイティー
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まだらの紐

070728_01夏になると決まって読みたくなる本がある。
それは「シャーロック・ホームズの冒険」
何度読んでも飽きないから不思議。
「まだらの紐」とか。
暑い夜に読むとナカナカいいんだよね。

36度の日々

070727_01_2暑い夏は暑い。
あたりまえだ。
店のクーラーは27度に設定している。27度だって、けっこう暑いのだけど、なにせ外が36度もあるので、店の中は北極のように涼しい。ような気がする。そんな暑い午後3時、常連のTさんがやってきた。ハワイにでも行ってきたのか、ずいぶん焼けている。
「どこでそんなに焼けたの?」
ぼくはまじめな顔で聞いた。
「グランド」
彼女は言った。
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「ワイルドに焼けてるね。記念に写真とってやろうか?」
「うん」
というわけで、ぼくは何枚か写真を撮った。
ウェブにのせてもいい?
「いいよ」
最近、字を書くのが億劫だ。
だから写真でスペースを埋めている。
そんなわけで、写真だらけのブログはしばらく続く。かもしれない。

午後3時

070725_02気温は35度を超えている。
夏は暑い。
だから、そして
ぼくは熱いコーヒーを飲む。
これでいいのだ。

マダムタッソーの午後

070724_01風は止まっていた。
外気温、推定37.5度。
陽炎揺らめく蜃気楼の午後。
それでもお客様はやってくる。
「ごめんください」
人の体裁を保っているものの、すでに体の一部は熱で溶け始めていた。
脳回路はショートし、開いた口は同じ言葉を繰り返す。
キリマン、キリマンスノー。スノー…
「スノートップですね」
ぼくはやさしく微笑む。

初海水浴

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今日は月曜なので定休日。夏のスイッチをONするために海に向かった。いつもの海。だれもいない。だれも泳いでいない。月曜日だからだろうか。でも、さみしいわけではない。だれもいないほうが気楽でいい。海に入ってみると、けっこう冷たかった。それに透明度がいつもより低い。潜ってみるけど、魚が見えない。クラゲもいない。どこに行ったのだろう。少しさびしい気分。070723_02_2海にはぼく一人しかいないのに、土手のスピーカーからは数十分おきに「ここで泳ぐのは大変危険です」と、女性の声でアナウンスがある。その声が不思議とやさしく感じられ、海に一人ポツンと浮かんでいるぼくにとって灯台のようでもあり、なんだかうれしかった。4時間ほど泳いで帰路に就いた。
上の写真は、そのスピーカー。
土手にはハマゴウの花がたくさん咲いてました。
左手の黒い飛行物体はクマバチ。
携帯で撮ったんだけど、よく撮れてるでしょ?
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