洞窟

帰宅して食事が済むと、いつものように壁にスクリーンを下ろし、プロジェクターのスイッチを入れた。
今夜は映画ではなく、キューバの洞窟を探検するという科学番組を見た。
店でキューバのコーヒー豆を扱ってるせいで、なんとなく興味が湧いて録画しておいたのだった。
洞窟と言えば、やはりコウモリ。出るわ出るわ、これでもか!というくらいコウモリが出てくる。
そういえば映画インディジョーンズでもしつこくコウモリが出ていた。
こんな風に書くと、コウモリが嫌いと思われるかもしれないけど、
夕暮れ時、中空を飛び交うコウモリをぼんやり眺めながらビールを飲むのはトテモいいもんです。

ポスト

115_1 幼少のころの話。小鳥の巣箱を作って、庭の木に掛けたことがある。
巣箱の様子が気になって、朝な夕な、何度も覗き込んだ。
結局、小鳥は来てくれなかった。
数日前、店専用のポストをドアの横に取り付けた。
こういうときに限って郵便物が来ない。
来るとしても、たいてい請求書か、つまらないDMではあるけれど。
今朝、やっと届いた。
しかし、ポストに入らなかったらしく、横においてあった。

植物好き

植物を栽培するのが大好きなお客様がいる。
ぼくも植物が好きなので、話が合う。
「友人からもらった珍しい植物を刺木したら花が咲いたので、あげましょう」
と、わざわざ自宅に戻られ、持ってきてくださった。
なんでも、奄美大島に自生するランなんだそうだ。
ちょうどそこに奄美大島出身のお客様がいらっしゃって、話が盛り上がった。
蝋細工の髪飾りみたいな珍しい花が咲いていた。

新ポスト

111_1 閉店後、ホームセンターに買い物に行った。
お店専用のポストを買うためだった。
2~3,000円はするだろうと思ってたら980円のがあった。
980円にしては上等だ。もちろん、それを買った。
ウフ、買い物上手なぼく。
家に持ち帰り、わが家の主婦に見せ、「これいくらすると思う?」と聞いた。
「980円!」即答だった。もっと高く言えばいいのに。
ポストを玄関横に取り付けてたら、父が通りかかった。
「これ、いくらだと思う?」ぼくは聞いた。
「100円!」
いよいよボケがまわってきたか。
「100円ショップに山ほど売ってた」
うそつけ!

屋根裏の壁

ハードディスクレコーダーには、なぜか電話線をつながないといけないらしい。
しかし、レコーダーを置いてる壁に電話線は来ていない。
しかたないので、天井裏経由で電話線を配線し、壁に出そうと考えた。
家に帰ってさっそく納戸を開け、天井裏を覗いてがっかり。コンクリートの仕切りが行く手をさえぎっている。
というわけで、次回、床下にもぐってみることになった。

ホーロー看板

九州西方海上に浮かぶ小さな島の住民全員が突如現れた巨大な鳥の餌食になった。映し出される事件現場の映像。無残に破壊された港周辺の民家や商店。民家の板壁にオロナミンCのホーロー看板が見える。
「これは大変なことになった」
ホーロー看板を見ながらぼくは不安になった。
今夜の映画は「ガメラ大怪獣空中決戦」。人の脳は目で見たものを信じようとする癖がある。
冒頭、民家の板壁にオロナミンCのホーロー看板を見つけたぼくの脳は、この物語にディテールの正確さを見出した。
ところが巨大なカメが現れ、口から火を吹き、空を飛ぶ。ぼくの脳はあまりの理不尽さに葛藤を強いられてしまう。
ウインドウズならフリーズするところだ。

田舎情緒

今日は定休日で休み。
朝から南薩方面へドライブ。
山を一つ越えて1時間も走ると、東シナ海に出る。
ちょうどお昼になったので、笠沙にある魚料理の店に入った。
座敷で注文した料理を待っていると、4、5人のお年寄りのグループが入ってきて隣のテーブルに陣取った。
ついたて越しに、ひなびたバアさん達の声が聞こえてくる。どうしたわけか下剤の話で真剣に盛り上がっている。
年寄り同士ならではの奇妙な会話。こういうのも近頃の田舎情緒の一つであろうか。
ぼくは、街でこの価格では味わえないだろう、地魚の刺身に舌鼓を打ちながら考えた。

やっぱり

今日は日曜日。思ったとおり、今日のお客さんはユニークな方が多かった。
しかし、みな日本人。
今夜見た映画はアメリカ映画「白いカラス」。アンソニーホプキンスをはじめ、いい役者が揃っていて楽しめた。
テーマの根底を流れてるのは人種問題。アタマでわかっていても、この手の問題は体で理解できない。
世界は広い。

顔のDレンジ

今日の映画はおもしろくなかった。だからといって何一つ収穫がなかった、時間の無駄だった、というわけでもない。ヒーローの脇役として若い女優が出てる。顔はまずくないのだが、やたらうるさい。すぐに大声でがなりたてる。七色とは言わないが、せめて四色くらいの顔を持って欲しい。直球だけではつまらない。犬や猫にだっていろんな表情がある。

故障

先月末に購入したハイビジョンレコーダーに問題が見つかった。HDDに録画した番組をDVDにダビングしようとしたらできない。結局本体を交換することに。しかし、交換すると、これまでHDDに録画した番組が全部パァ。どうしても保存しておきたい番組が一つあったので、サービスマンに何とかしてくれとお願いした。「できるだけのことはやってみますが…」との事。ところでその大事な番組とは…
あの、英国製人形劇「サンダーバード」の第一話、初公開デジタルリマスター版というもの。くだらないといえばくだらない番組なんですが…
わかる人にはわかる話だと思うんです。