タコ病

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朝の海は気分がいい。砂丘にも、海にも、だれもいない。ぼくはゴーグルをつけて泳ぎはじめた。ここのところ雨が降らないせいか、水が澄んでいる。少し沖に出たところで、クラゲに出あった。クラゲと遊ぶのは退屈しない。動きがユーモラスだし、形もヘンテコでおもしろい。しばらくクラゲと遊び、再びあてどもなくユラユラ泳いでいると、海底でナニか白く光るものが見えた。貝殻かな、と思って潜ってみると、タコノマクラだった。まずい。タコノマクラを手にすると、ぼくはあのビョーキが出るのだ。タコノマクラを指に挟み、スナップを効かせ、10メートルくらいピュッと飛ばす。着水を見届け、ダッシュ。途中から潜水し、タコノマクラが海底に着地する前に手のひらでやさしく受けとめる。見失ったり、タコノマクラを海底に着地させてしまったら負け。投げたディスクを犬に空中キャッチさせるゲームがあるけど、あれと同じ。カモ。学生のころに思いついた遊びなのだけど、今でも海に行くとこれをやってしまう。今日も無我夢中でやってしまい、気がついたら2時間以上やっていた。なんでこんなにハマるのか、自分でもよくわからない。なお、浅いところでやると、タコが早く海底に着地してしまうし、深すぎると、深追いして危険です。天気の悪い日や、水がにごっている日には向きません。タコが見えないので。
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 今日はコンデジで撮りました。

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明日は海に泳ぎに行く予定なんですけどね…
先週、その海に行ったとき、ハンマーヘッドが2匹、砂浜に打ち上げられていたんです。ここでは、こんなのが泳いでいるのか、と思い、かなりビビリました。噛まれなければいいんだけど。ぼくは魚を食べるのは好きですが、魚に食べられるのはイヤなんです。
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落とし穴

お客さんとコーヒーを飲みながら話していたら、なぜか落とし穴の話になった。子供のころ、ぼくは落とし穴をよく作った。作り方は簡単だ。新聞紙が一枚あれば良い。てごろな空き地にスコップで穴を掘り、水を入れて土を少し戻し、泥沼をつくる。そばにイヌの糞などが落ちてたら、それも混ぜる。新聞紙をかぶせ、周囲を土や石で押さえ付け、新聞紙が見えないように薄く土をまく。あとは誰かが落ちるのを待つだけだ。他愛のない遊びであったが、今どき、こんなことをしたら、問題が起こるかもしれない。今どきの子供は高価な靴をはいているので、泥まみれの靴を見た親がカンカンになって犯人探しを始める可能性が高い。それに最近の子どもは簡単に骨折する。もちろん、ケガをさせるのは本意ではない。そもそも、空き地がないし、穴が掘れる場所もない。つまらない世の中になってしまった。

今夜の白鳥座

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自宅の屋上から。
流れ星を写し込むつもりで何枚か撮ったのですが、流れ星は現われてくれませんでした。それにしても、夜空が明るい。星がたくさん見えるところに住みたいです。
ところで、昨日のエントリーの背景のボケた絵は、モディリアーニの「腕を広げて横たわる裸婦」です。店で何人かの方に聞かれたので。(オルディアニをモジったつもり)

オルディアニ

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夏の暑い日に、ホットで飲めるコーヒー。
それは、オルディアニ。
海の彼方、アフリカ大陸、タンザニアからやってきた。
キリリと引締った上品な苦味。そしてフルーティーな芳香。
高原の風を思わせる、清涼感を伴った抜けのよい後味。
この夏の暑さから、きっとあなたを救ってくれる。
☆フレンチローストですので、酸味はありません。
アイスでも絶品。香りがすばらしい。
  ■ TANZANIA OLDIANI AA++  某コーヒー店で新発売 ■

ムスクの謎

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正円池のホテイアオイを眺めたあと、ひっそりした吹上浜公園を通りぬけ、松林の中を歩いて海へと向かった。時計を見ると、ちょうど12時。太陽は真上にあった。セミの声に包まれながらしばらく歩いていると、ふいにエロティックな匂いがぼくの鼻をくすぐった。それはムスクの匂い。なんで、こんなところでムスクが匂うのだ。ジャコウジカ?ジャコウネコ? まさか。ぼくはあたりを見回した。もちろん、何もいない。セミがうるさく鳴いているだけ。ぼくは再び歩き出した。すると、またもや草いきれに混じって夜を思わせる悩ましい匂いが。??? ぼくの頭はクエスチョンマークでいっぱいになった、と、目の前を、大きな黒いアゲハが横切った。ジャコウアゲハのオスだ。もしや。ジャコウアゲハのオスは、ムスクの匂いがするんじゃなかったっけ。そう、それが名前の由来じゃなかったか。080707_04でも、これほどに鮮明な匂いを発するものなのか。道をそれ、下生えの繁茂する林に分け入って行くと、ジャコウアゲハのメスが藪の中を器用に飛び回っていた。たまに草の葉にとまるようなので、行って見てみると、それはヤマイモに似た蔓性の植物で、ジャコウアゲハの幼虫が食べるウマノスズクサの仲間らしかった。どうやら産卵している様子。
下の写真は二週間前に撮ったジャコウアゲハのメス。
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Mr. Lonely

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となりの庭にアガパンサスが咲いている。
ヒマがあれば、ぼくは、それを眺めに行く。
その青い花の裏側に一匹のカマキリがいるからだ。
最初に見つけたのは6月28日。
もう一週間経つのに、今日もひとりぼっち。