昨夜は、某F少年から借りたMistという映画を見た。なかなか面白い作品だった。どこがどうおもしろいの?と聞かれても、それをうまく答えるのは難しい。一緒にこの作品を見たヨッパライ某は、見終わって一言、「ひどい映画だったね」と苦笑いした。見終わって印象に残ったのは、世界とは各個人がそれぞれに描く幻想そのものだ、ってこと。この映画では、各々が描いているその世界に、理解し難い異世界が割り込んでくる。人々は自分の信じる世界を必死に保とうとする。つじつまを合わせようとするのだ。それに失敗すると自分が崩壊してしまう(mistはまさに人の内にあって、見えるはずのものを見えなくしてしまう)。この映画は、そんな世界同士の衝突を描いているように見える。日高敏隆という動物学者が、科学は客観を扱うが、真の客観なんて、あるのだろうか、というようなことをいっている。すべてはイリュージョンじゃないか、と。しかし、その幻想世界も、ある立場からだと客観的に眺めることが可能らしい。ぼくの勘違いでなければ、聖ヴィクトルのフーゴーの言う、「全世界を異郷と思う」ことによって。それはつまり、世界という煩悩を断ち切ることに他ならない。
次のページに聖ヴィクトルのフーゴーの「全世界を異郷と思う者」のことが書かれてました。お時間のある方はどうぞ。
異国の客
mistyな雨の一日
玄関のサルガッソ
秋風
センチメンタルな夕暮れ
これもブツヨクか
サイボーズ009
残り5ページで
昨夜は遅くまで探偵ものの本を読んでいた。
深夜2時を回ったころ、ぼくは眠くなってきた。
あと5ページで完結。
しかし、ぼくはベッドにもぐりこんだ。
愛すべき探偵だったが、彼は終わり間近でぼくの手を離してしまった。
再起動中
今夜のオレは
This Masquerade
Are we really happy with this game we play
Looking for the right words to say
Seaching but not finding understanding any way
We’re lost in this masquerade
Both afraid to say we’re just too far away
From being close together from the start
We tried to talk it over but the words got in the way
We’re lost inside this lonely game we play
Thought of leaving disappears each time I see your eyes
And no matter how hard I try
To understand the reason why we carry on this way
We’re lost in this masquerade
私たちはこんなゲームをしていて本当に幸せなのだろうか
語るよりも語るべき言葉を捜すゲームなどしていて
いくら捜していてもお互いに理解しあう方法など見つけられず
私たちはこの仮面の海の中で途方に暮れてしまうのだ
結局のところ一緒にいても心と心は最初から遠く離れていた
ただその本当のことを二人とも恐くて口に出せなかっただけだ
私たちはそれについて何度も何度も話し合ったが
そのたびに言葉があいだに割って入って邪魔をした
この孤独なゲームの中で私たちは自分を見失ってしまうのだ
別れようかと思うが君の目を見るたびにその思いは消えうせていく
どうしてこんな関係を続けているのかと
いくら考えても答えは出てこない
ただ私たちはさらに深くこの仮面の海のなかへと迷い込んでいくのだ
以上、??O‰??y“k‘R’? さんのHPより引用
今夜はもう寝ます。コメントの返事は明日書きます。すんません