ももももも

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駐車場のモモが咲きはじめた。きれいに撮ってあげようと、ぼくはモモの樹の周りを右に左にぐるぐる回る。でも、なかなかいい顔を見せてくれない。女の子を撮るのはムツカシイ。

昼食時に届くメール

ぼくの体には縫ったあとが約10ヶ所ある。おっちょこちょいなので、子どもの頃からケガばかりしていたからだ。縫い傷を発見すると、友人間では、こういう会話が発生する。「それ、何針縫った?」ぼくの顔の傷を見て友人が問う。「5針だ」というと、にわかに友人のまなざしに尊敬の色が浮かび、ぼくは誇らしい気分になる。だが逆に、「見ろよここ、10針縫ったんだぜ」などと切りかえされると敗北感を味わうことになる。骨折も自慢の種になるが、ぼくは残念ながら2箇所しか骨折していないので、こちらからその話題を出すことはない。
昼食時、息子から母親に宛てたメールがぼくに転送されてきた。メッセージは「折れてました」とだけ。手のレントゲン写真が添付してあって、なかなか上手に折れている。そこで息子に電話してみた。
「単車で転んだのか?」
「いや、ボーリングで」
「はぁ?ボーリング?」
「うん」
ボーリングで骨折するとは器用なヤツ。
「骨折、何度目だっけ」
「はじめて」
「よかったな、おめでとう」
ケガは程度にもよるが、男にとって通過儀礼のようなものだ、と思う。といって、わざわざケガをするようなことをするのはどうかと思うけど。
080314_05←注)写真はクリックすると大きくなりますが、あまり気持ちのいい写真じゃありません。クリックしないほうがいいと思います。

路地の空

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店に面している路地から見上げる空は狭い。そんなきゅうくつな空を、丸々と太ったイモのような物体が飛んでいく。どういう原理でイモが空を飛ぶのか、中身がガスだからか、そんなことはどうでもいい。ぼくには関係ない。とにかく春はいろんなものが飛ぶ。

目覚まし時計を探しているのだった

目覚まし時計をネットで物色しているのだけど、コレ!といったのが見つからない。できたら音楽で目覚めたいので、mp3を再生できることを条件とした。すると、こんなのが見つかった。5000円程度という価格もグッド。but、日本語のIDタグに対応してないという。これは使いにくそうだ。というわけで、ボツ。ところで、音楽で目覚めるのって、いいよね。ぼくは学生のころ、天地真理の歌で起きてました。あの、ポワ~ンとした声が朝にマッチしてたんだよね。

でもね

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夜、くらい空に浮かんでいる月は神秘的だ。
昼間、つまらないことで悩みはじめるぼく。
夜、月を見ると、すーっとして気分がよくなる。
でも、あんなところにまで、だれかが機械を送った。
むかしのぼくには、どうでもいいことだった。
いまは、とても残念なことのひとつ。

風と波の音だけ

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音楽を聞く気がしなかった。堤防の横に車を停め、堤防に沿って細い道を歩いた。波の音と風の音が雨のよう。ぼくはなにも考えてなかった。ほんとうは雨の中を歩いているのかもしれなかった。ただひたすらコーヒーが飲みたかった。でもぼくはコーヒーを持ってこなかった。
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1000話

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昨夜は具合が悪くて早く寝た。今朝はなかなか起きれなかった。ぼくは変な夢を見た。夢の中でぼくは20代だった。次々と友人夫婦に会う。くだらない話に花が咲く。彼らも若い。友人たちが口々に、
「君は今いくつなんだ?」
と尋ねる。
ぼくは
「29だ」
とこたえる。
そしてぼくは腕をまくり、友人たちに空手チョップを披露して見せる。
さて、こんなばかな記事を書いてるうちに、今回1000話を迎えてしまった。せっかくだから、すごい記事を書いて読者をビックリさせようと思ったが、やはり書けなかった。