気がついたら、ぼくは温泉に浸かっていた。
そうだ。
ぼくは今朝、ぼくを疲れさせているスイッチを選んで、全部offにした。
そしたらぼくは、ほとんどしゃべらなくなった。
ひろい植物園をぼくは歩いた。
園内を飛んでいたウスキシロチョウ♂
沖縄より南にしかいないはずだけど。 迷蝶かな?
今夜のオレは
This Masquerade
Are we really happy with this game we play
Looking for the right words to say
Seaching but not finding understanding any way
We’re lost in this masquerade
Both afraid to say we’re just too far away
From being close together from the start
We tried to talk it over but the words got in the way
We’re lost inside this lonely game we play
Thought of leaving disappears each time I see your eyes
And no matter how hard I try
To understand the reason why we carry on this way
We’re lost in this masquerade
私たちはこんなゲームをしていて本当に幸せなのだろうか
語るよりも語るべき言葉を捜すゲームなどしていて
いくら捜していてもお互いに理解しあう方法など見つけられず
私たちはこの仮面の海の中で途方に暮れてしまうのだ
結局のところ一緒にいても心と心は最初から遠く離れていた
ただその本当のことを二人とも恐くて口に出せなかっただけだ
私たちはそれについて何度も何度も話し合ったが
そのたびに言葉があいだに割って入って邪魔をした
この孤独なゲームの中で私たちは自分を見失ってしまうのだ
別れようかと思うが君の目を見るたびにその思いは消えうせていく
どうしてこんな関係を続けているのかと
いくら考えても答えは出てこない
ただ私たちはさらに深くこの仮面の海のなかへと迷い込んでいくのだ
以上、??O‰??y“k‘R’? さんのHPより引用
今夜はもう寝ます。コメントの返事は明日書きます。すんません
ペーパーフィルターみたいな
今日のA氏
お昼すぎ、常連のA氏が現れた。気のせいかもしれないが、当店にいらっしゃるお客様は一風変わった方が多い。中でもA氏はその先頭を常に独走し続け、他を寄せ付けない。これはできそうでできない稀有な才能だ。で、彼は何のために来たかというと、もちろん、コーヒーを買うためだったが、それよりなにより、先日ぼくが出た某TV番組をタマタマ見て、番組でのぼくの態度が他の珈琲屋よりマヌケだった、と、その感想をわざわざ述べにきたのだった。ぼくはその番組を見てないので、どういう具合なのか分からないのだが、ふつうの人が変だといえば多少気になるものの、A氏がいくら変だと騒いでも、まるで気にならなかったのは言うまでもない。同席していた「そううつだもの」のあやさんは、彼の変人ぶりがさほど気にならない様子で、彼が熱く語る「霧島の某所にある色っぽいウサギの像に、ぼくは欲情してしまった」という異常な話をとても楽しそうに聞いていた。ぼくはいつも不思議に思うのだが、彼は意外と女性に人気がある。
台風のあとの空
スリラー
こういう妙な仕事をしていると、たまに雑誌の取材が来る。
そんな時、ぼくは当然のようにカメラマンに注文をつける。
「いいか、カッコよく撮るんだぞ、本気だからな」
「わかりました、まかしてください」カメラマンはニヤリと笑う。
しかし、できあがった雑誌の写真を見て、ぼくはいつもがっかりする。
昨夜、ぼくは妻に向かって、ため息混じりにつぶやいた。
「雑誌のカメラマンときたら、カッコよく写せというのに、神経質でイジワルそうな顔の写真ばかり撮るんだ」
すると妻は言った。
「でも、いつもあんな顔だよ」
昼ごろ、いつもの某仕事男が店に来た。そこでぼくは彼に頼んでみた。
「そろそろ遺影用の写真が欲しいと思ってね。撮ってくれ」
仕事柄、彼の写真の腕はなかなかのものだ。ぼくはにっこり微笑んでポーズをとった。仕事男はアングルを決め、シャッターを切った。しかし、なぜか液晶画面を見ながら首をひねっている。どれどれ。ぼくは画面を覗き込んだ。うっ。ぼくはガクゼンとした。微笑んだはずなのに、怒ったような顔だ。こんなはずじゃない。もう一枚。といって、ぼくは特別用の笑顔を作った。彼はシャッターを切った。が、再生された画面を見て、またもや首をひねっている。悪い予感がした。見ると、さっきより恐い顔で写っている。ぼくはどうしても腑に落ちず、もう一枚撮ってもらった。満面に笑みをたたえて。しかし、結果は更にも増して悪いものとなっていた。いったいこれはどういうことだ。ぼくはゾッとした。こいつはまさにスリラーそのものじゃないか。
いつかそこにある
8mmの過去
休みだというのに朝から雨。冷たい雨が降る日は、露天風呂に行くのがいい。雨の露天風呂は気持ちがいい。でも、今日は祝日。人が多いところに、わざわざ行く気はない。というわけで、今日は家にこもり、「数年以内に必ずやらなくてはならないリスト」の上位にある項目を一つ片付けることにした。それは、むかし撮った8ミリフィルムの映像をデジタルファイルに変換すること。ハンディビデオカメラが普及する前、ぼくは8ミリカメラで映像を撮っていたのだ。さっそく納戸の奥から8ミリ映写機とフィルムを引っぱり出し、スクリーンに映しだして、その映像をビデオカメラに収めていった。さすがに映像は古く、すでに世を去った人が次々に現れる。おもしろい映像もあった。指宿スカイラインの途中に立派なレストランがあって、そこで食事をしている様子が写っているのだ。もちろん、今はそんなものはない。フィルムの数が多く、変換が終了するのに一日かかったが、そこに登場するのは友人ばかりで、ぼくはほとんど写っていなかった。下のクリップは以前このブログに登場した友人の映像。当時22才。
電話予約
ぼくは珈琲豆を売っている。ぼくはそういう人だ。
店に直接来て、「マンデリン200、タンザニア100、豆で!」
と言って買っていく人がいる。
遠くからインターネットで買う人がいる。
そして電話で予約する人がいて、その中に、ぼくには理解できない人がいる。
それは店の入り口付近から携帯で電話注文をする人だ。
「マンデリン200、タンザニア100、豆で」
と言って、数分後に店に入ってくる。
「きっと、直接ぼくと話をしたくないのだろう」
ぼくはそう理解するしかない。