記憶の波間に浮かぶブイ

昨夜は、数年前に撮影したはずの写真をずっと探していた。約50枚のDVDに保存してある数多の中から探し出そうとしたのだけど、結局見つけだせなかった。でも、写真を見るたびに過去の記憶が鮮やかによみがえり、時間を忘れるほど楽しいひとときを過ごすことができた。撮影した写真は、ブレていようが、露出が狂って真っ黒になっていようが、消去することなく全て保存している。それは、作品としての出来不出来以上の有用性を写真に見出しているからだ。写真を無意識に撮ることは無い。意識を集中してシャッターを押す。シャッターを押すことは、自分の意識とその場をリンクさせる特殊な行為だと思う。だから、写真は記憶のタイムスタンプとして後日機能させることが可能だ。数日前、ぼくは古いアルバムを広げ、6歳だった頃の写真を見た。ぼくはその時のことをよく憶えている。そこから、いくつかの記憶を幾重にも畳み込まれた紙を広げるように展開させることができた。カメラをぼくに向けている母の顔も、おぼろに浮かんだ。憶えている理由ははっきりしている。その時ぼくが母のカメラに強い興味をいだいていたからだ。写真を撮る行為と記憶の関係。実に興味深い。
07102_02
上の写真は、以前ブログに載せたもの。その時は、この写真が好きだった。下の写真は、昨夜、写真を探していてたまたま目に触れた、同じ時、同じ場所を別アングルで撮ったもの。今見ると、こちらのほうが良く感じる。写真を眺めていると、あの時の風の冷たさ、そして虫の声が聞こえてくる。
0710_02

消えてしまうもの

どうしても寿司を食べたい、と言い出した人をとなりに乗せて車は山を越え、南に走った。漁港のそばの某料理屋に車を停めたのが11時半。寿司を食べたいという人には寿司を、ぼくはタカエビのなんとかを注文した。この、タカエビのなんとかは久々の正解だった。地元で獲れたタカエビの刺身、素揚げ、塩焼きが皿にたっぷり盛ってあり、味噌汁にもエビが入っていて、そんなに高くない。特に素揚げはかなりウマかった。タカエビは漁港近くのマーケットで売っているので、次回はクーラーボックス持参でこれを買って帰り、素揚げにして食べることにした。満腹になると、寿司の人が丸木浜に行きたいというので車は坊津へと向かった。

090928_01

いつもなら海辺のレストランに寄って海を眺めながらコーヒーを飲むのだが、今日はコーヒーをポットに詰めてきたので寄らないことにした。が、レストランの前を通り過ぎようとすると、今まで無かった建物が建造中だった。何ができるのだろう。見た感じでは、野菜の無人販売小屋のようだ。次回来る時が楽しみだ。

090928_02

丸木浜におりて波打ち際を歩き、木陰でコーヒーを飲んだ。波の音がとても美しい。ぼくは美しいものが好きなのだ。丸木浜を後にし、いつもの景色の良い展望所に車を停めた。あれ、場所を間違ったのかな。一瞬、ぼくはそう思った。あるはずの展望台が無くなっているのだ。跡形も無い。(丸木崎展望台)

0610_01

いったい、どこに行ってしまったのだろう。海に落ちたのだろうか。
(写真は2年ほど前に撮った展望台 )

090928_03

この展望所から見える風力発電の風車。

090928_04

車は枕崎を抜けて川辺に向かった。
入道雲が山のあちこちからもくもくと湧き上がっている。

090928_05

車は国道から左に折れ、川辺ダムに向かった。数日前の某新聞にこんなことが書いてあったからだ。
—————-ここから—————-
川辺ダムでも貯水量が激減。鹿児島市平川町の火之河原集落など、周辺住民がダム建設以前に使用し、現在はダム湖内にある旧道の瀬戸山橋が、近くの馬立大橋などから見える状態になっている。
—————-ここまで—————-
記事の写真には、水面下にあるはずの橋が沈む前の姿で写っていた。おそらく、雨が降り始めたら、また見えなくなるに違いない。そう思い、見に行くことにしたのだった。もちろん、後日、水面下に沈んだ様子も見に行こうと思う。新聞の力とはたいしたもので、ヘンピな場所なのに、すでに何人かが橋の上に陣取って見物していた。ふん、ひまなやつ、と思ったが、すぐに自分もそうであることに気がついた。

090928_06

旧道のガードレールも姿を現した。

rawコンデジ、ぽっちい その2

コンデジが欲しい理由の一つが、そのシャッター音の静かさ。一眼レフは、静かなレストランなどでシャッターを切ると、ドキッとするような音がしてヒヤヒヤする。コンデジ、ぽっちい。でも、コンデジを使ってみると、その背面にある液晶画面を見ながらピントを合わせるのが、ど~もしっくりこない。やはりファインダーをのぞき込まないと、その気にならない。というわけで、レンジファインダー式のrawコンデジ、ぽっちい。写真のようなコンデジ、出てこないかなぁ。安くで。
090925_01

夢のつづき

一年以上前に見た夢の続きを見てしまった。ぼくはある組織に属している。ぼくは対立する組織のメンバーを捕らえ、ロープでぐるぐる巻きにする。そして言う。どうだ、もう逃げられないぞ。そのロープを外せるものなら外してみろ。すると、敵の若い男は難なくロープを外して逃げてしまった。ぼくはその直後に目を覚まし、その夢が何を意味するのか、ひとしきり考えたが、分からなかった。

夢の中のぼく

ふだん何気なく使っている“夢中”って言葉。これ、言い得て妙だよね。ぼくは蝶の写真を撮り始めると、時間も自分もあいまいになって、何がなんだか分からなくなる。気がついたら夕暮れ、ってこともしばしば。昨日もそうだった。気がつくと顔中、蚊に刺されてひどい状態。ぼくの中の本当のぼくって、夢の中に棲んでいるのかも。
090921_09

ドライブは平日に限るぜ

090921_01
ぼくの休日は月曜日。
日曜、祝祭日にドライブに出かけることは、まずない。
090921_02
月曜日に行楽地が混んでいることはない。どこもガラガラだ。
博物館や美術館にいたってはガラガラどころか休みである。
090921_03
きょうは月曜日。しかし、何の日か知らないが祝日だ。しかも、シルバーウイークとやらで、みんな狂ったように車でお出かけだ。
090921_04
当然ぼくは家にいるつもりであった。
090921_05
が、某ブログを見ると、某植物園で撮った、ヒガンバナ、ハイビスカスの写真が載っていた。それを見てたら、だんだんぼくも行きたくなってきた。
090921_06
いつもの道路は大変な混みようで、海岸通りに出るまで、いつもの何倍もの時間がかかってしまった。県外ナンバーの車が多い。いまだかつて、他県の車がこれほど走っているのを見たことがない。
090921_07
帰りはラッシュを避けようと、時間をずらし、暗くなってから帰路に就いたが、これまた大変な混みようで、いつもの倍の時間がかかってしまった。とても疲れた。
090921_08