社員研修三日目

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北国の夜明けは早い。血圧が低いので、ゾンビのようにフラフラしながら階下のレストランに向かう。コーヒーが意外とおいしかったので助かった。外を眺めると、すぐ近くを小川が流れている。チョー寒そうだ。見ただけで背中がぞくぞくしてきた。

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バスは日本最低気温の記録を持つ某町の某動物園へと走り出した。途中、土産物屋で休憩。そこで土産を物色した。棚に並んでいる、熊出没注意、と銘打たれた怪しいインスタントラーメンを眺めながら、鹿児島にはこういった類の土産はあるだろうか、と、思い巡らしたが何も浮かばなかった。あったとしても、火山弾防護ヘルメットくらいだろう。

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天気がいいせいで、気温が上がってきた。土産屋の屋根に垂れ下がったツララから雫が落ちている。

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某動物園は小高い丘の法面にあり、通路は全て坂であるといっても過言ではない。雪で滑らぬよう注意しながら歩いていると、道端の係員が、ペンギンの何とかが始まりますから急いでください、みたいなことを言った。何のことかわからなかったが、とにかく促されるままに進み、雪で作られた小路の傍らに並んでみた。これからペンギンの散歩が始まるのだという。しばらく待つと、右手からペンギンたちが行進して来た。こういう場合、ギャラリーの女性たちから「カワイイー!」といった喚声があがるものだが、ほとんど聞かれなかった。じっさい、恐ろしく目つきの悪いペンギンたちで、カワイイどころか、ぼくは睨まれてゾッとした。
これで全ての研修は終了した。バスは一路空港へと走り始めた。

社員研修二日目

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バスは雪の山道を走り続ける。ガイドのお姉さんは大変な博識ぶりで、知識欲旺盛なぼくはかぶりつきでお姉さんの話に聞き入った。

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霧が深いことで有名だという湖のほとりにバスは停車した。しかし、霧はなく、ずいぶん遠くまで見通せた。

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空気が澄んでいるのか、景色の見え方が妙に幻想的だ。

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バスは湖を後にし、、オホーツク海に面する刑務所で有名な町にたどり着いた。ここでオーロラ号という砕氷船に乗り移り、オホーツク海クルージングとしゃれこむ。

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船から下りる頃、ちょうどお昼になった。昼食は海鮮丼をチョイス。

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白鳥が飛来する湖で休憩。ぼくは白鳥よりもカモメが気になった。この町はスズメよりカモメが多いような気がする。

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今夜のホテルは峡谷の中にあった。すぐそばで祭りをやっていたので、見に行った。

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冷え切った体を露天風呂で温めた。だれもいなかったので、ずっと泳いでいた。こうして研修二日目は終わった。

社員研修一日目

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朝起きると、よく晴れていた。絶好の社員研修日和であった。空港近くの駐車場に車を停め、北に向かう飛行機に乗った。富士山がきれいだった。灰を降らせない火山はすてきだ。

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飛行機を降りるとそこは雪国だった。バスに乗り、しばらく走ると小さな駅に着いた。

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あまりにも小さな駅舎なので、トイレと間違う人もいるかもしれない。

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バスは某湖畔のホテルに到着した。部屋のカーテンを開けると、真っ白に凍り付いた湖が現れた。

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夕食をとり、凍った湖上で開かれている氷上フェスティバルに出向いてみた。風はなく、じっとしてる分にはさほど寒くない。しかし、気温は氷点下10度ほどだ。

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花火が上がった。こんなに寒い中で花火を見るのは初めてだ。

夜の買い物

夕食を済ませ、某イオンに買い物に出かけた。時計は8時をまわり、9時に近づいていた。こんな時間に買い物に行くやつなんか、いねーだろー、と思いつつ、雨の交差点を曲がり、某イオンのだだっ広い駐車場に入ると、ほぼ満車。え?ここは鹿児島だよな? ぼくは自分の目を疑った。建物の中に入ると、大きな長靴を履いたお姉ちゃんやTVドラマから抜け出てきたような髪型の猫背のお兄ちゃんが右や左を闊歩していて、ぼくは気おされ、おののいた。てめえら、さっさと帰って寝ろ、と、ぼくは小さな声で思い切りつぶやいた。いつの間にか鹿児島は変わってしまっていた。あのころはよかったなぁ。

ヤキソバはオカズなのか

金曜の夜だ。家人は友人と飲みに出かけた。「夕食はヤキソバが作ってあるから、それを食べてね」とのことであった。家に帰ると、仰せのとおり、ご飯と味噌汁、そして、かた焼きそばが準備してあった。せっかくの夕食にケチをつける気はないのだが、ぼくの感覚だと、かた焼きそばはオカズではない。だから、今夜の夕食にはオカズがない、のだった。そこでぼくは、まず、かた焼きそばを食べ終え、次に冷蔵庫にあった納豆をこね回し、それをご飯にかけて食べた。かた焼きそばはオカズではない。今これを読んでいる読者の約95%はぼくの意見に賛同すると思う。しかし驚くなかれ、大阪人の約半数は「かた焼きそばはおかずである」と、言い張る可能性が極めて高いのである。今朝、ぼくは通勤途中、いつものように某国営ラジオの某番組を聞いていたのだが、「今、たこ焼きとお好み焼きがブームになっているんですよ」という話題の中、調査によれば東京の主婦の9割が「お好み焼きはオカズではない」といっているのに対し、大阪の主婦の半数は「お好み焼きはオカズである」といっている、というのである。やはり大阪だな、と、ぼくは思った。あそこは日本にあって日本ではないのだ。まあいい。大阪について話せば長くなる。いうまでもないが、お好み焼きもタコ焼きもオカズではない。今これを読んでいる読者の95%以上の方はぼくの意見に賛同すると信じている。

音楽のような人がいい

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昨夜は眠る直前までビートルズのBECAUSEを繰り返し聞いていた。たぶん、10回以上聞いた。今はjazzを流しながらこれを書いている。音楽って、本当にすてきだ。つきあうなら音楽のような人がいい。

雨のネットラジオ

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今日は月曜日。ずっと雨が降っている。近くのマーケットから買ってきたフランスパンに、いただきもののリエットとレタスをはさみ、遅いブランチをとった。
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休日に家にいることはめったにない。たいていドライブに出かける。でも、今日はずっと家にいることに決めた。やりたいことがあったから。それは、古いノートパソコンをラジオにしちゃおう、というもの。そう、ネットラジオ。ノートパソコンをコンポにつなぎ、地球上のどこかの放送局につないで、日がな一日、好きな音楽を流そう、という計画。音質もFMラジオよりきれいらしい。納戸の奥から古いノートパソコンを引っぱり出し、LANにつないで電源を入れる。ブラウザを立ち上げて、ネットラジオプレーヤーをダウンロード・・・しようとするのだけど、ネットワークにつながらない。長く使ってなかったので壊れたのだろうか。
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念のためにデバイスマネージャーを開くと、LANカードが認識されてない。もしや、と思い、BIOSをチェックすると、なぜかLANがDisabledになっている。おそらくマザーボードのバックアップ電池が切れてBIOSがデフォルトに戻ってしまったのだろう。
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BIOSを設定し、ネットワークに接続。ネットラジオの完成。お~~~! これは使える。店のBGMもいずれネットラジオにしよう。(16bit系OSを載せたパソコンだと、ラジオをつけっぱなしにしているうちにリソースが足りなくなって固まるかもしれません)
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晩飯は鍋だった。最後にウドンを入れる代わりに、ためしにチキンラーメンを入れてみたが、なんだかイマイチであった。