プリンのようなプリン

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いいものをもらった。それはお菓子だった。下さった方は「ブログねたにでもどうぞ」とおっしゃった。どうやらそれは話題性のあるものらしかった。店で食べる時間がなかったので家に持ち帰り、夕食のあとで家族でいただいた。ぼくは言った。「これはブログねたにできるような有名なプリンなんだぞ」。しかし、だれも「知らない」と首を振った。ともあれ、みんなでいただくことにした。息子が叫んだ。ウマイ! 娘は、これはプリンじゃない、といいつつ、シアワセそうな顔でスプーンを口に運んでいた。ぼくも食べてみたが、たしかにフツーのプリンとは一線を画すものであった。いっしょに入っていたスティック状のチーズケーキも、みんな大変気に入った様子であった。しかし、残念なことに市内には売ってないらしい。まただれか持ってきてくれるのを待つしかない。というわけで、ここで売っているようです

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湖のほとりを歩いていた。たまに風の音がするくらいで、とても静かだった。ふいに大きな木が立ちはだかった。枝にカラスがとまっていた。カラスはじっとこちらを見ていた。いやな感じだった。そのとき、湖面を渡ってきた風が木を激しく揺さぶった。カラスはぼくの頭をかすめて飛んでいった。

バイバイ ガリュウバイ

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というわけで車は北へ向かった。ガリュウバイというのを見に行くためだ。しかし、ガリュウバイは既に店じまいの支度を始めていた。散り始めたガリュウバイを眺めながら焼きたての梅ヶ枝餅を食べた。
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帰りにあの池に寄ってみた。池沿いに植えてあるウメが甘い匂いを漂わせていた。
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ぼくの空、君の空

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ぼくの空と君の空が違うことを知らなかった。同じ空だと思っていた。いつだって同じ空を見上げているのだと信じていた。だから気に留めるはずもなかった。あの日、ぼくの空と君の空が違うことを知ったとき、ぼくは驚くと同時に、果てしなく一人ぼっちになった。でも、それが始まりだった。ぼくの冒険はそこから始まった。

人の夢の中で風呂掃除をすることもある

夕食のあとでヨッパライ某が言った。
あたし、変な夢を見たよ。あたしたち、ジャングルの中の廃墟ビルに住んでるの。
へ~、そ~。
で、何か食べ物を探しに、サルになって出かけていくの。
ほ~、おれ、サルと結婚したんだ。
ジャングルの中で、サルたちと話して、食べ物のありかを聞くの。
ふ~ん、きみって、ほんとはすごいのかも。
食べ物を調達して家に帰ったら、あなたが一生懸命風呂の掃除をしているの。

生まれいずる悩み

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また寒くなってきた。今朝、ぼくは例の白いレギンスを着用するか迷ったが、はくのがめんどうだったのでやめた。そのことを若い女性のお客さんに話したところ、ぼくが白いレギンス(モモヒキともいう)をはいている姿などまるで想像できないからやめて下さい。と、真顔でいわれた。
ふっ、そうか。そうだろうな。ぼくは納得した。
しかし、明日から一段と寒くなるという。困った。
ぼくの悩みはこのようにして増えていく。