投函成功
夢のあと
クリスマスツリーを片づけた。飾るときの、あのキラキラした気分はどこに行ったのだろう、部屋は急にさびしくなった。
クリスマスイブ
掃除を開始した
娘からの手紙
東北にいる娘から鮭などの海産物が送られてきた。殻付きのホタテが入っていたので、さっそく刺身にしていただいたが、これが絶品。思わず「東北に親戚がいて、こんなのを時々送ってくれたらサイコーなのにな」とブツブツ言っていると、「手紙が添えてあったから、あとで読んでみて」と妻が言った。それには次のように書いてあった。
いつも色々送ってくれてありがとう。
毎日元気に活動してます。
南三陸で私にできることは本当に少ないんだけど、地元の方から気を使っていただいて、おいしいものをごちそうしてもらったり、マメに連絡してもらったり、あたたかい洋服をいただいたり、本当にあたたかくてやさしい方ばかりです。ボランティア事務局の人たちも、私が不安にならないように、できるだけそばにいてくださったり、おせわになってばかりです。そんな皆さんにできることは、南三陸にいて元気に過ごすことくらいかな~、って思っています。
みんなに、家族にちゃんと連絡したり、帰ってあげないとダメだよっていわれて、家族を亡くしている方々ばかりだから、胸にきます。たとえば南三陸で私が大きなケガをしてしまったとしても、それは私の不注意で南三陸のせいではないので、このことだけはちゃんと文字にして残しておきます。本当にやさしい人たちばっかりだから、責任を感じてしまいそうだけど、ここで今、不自由なく過ごせているのは地元の方のおかげです。
もちろん、ケガのないように活動しているし、ケガをしないように皆が考えてくれているので大丈夫だけど、念のために。心配をたくさんかけて申し訳ないけど、南三陸に来て本当によかったです。写真を送ったほうがいいよって、みんながうるさいので(笑)送ります。
ばーちゃんにもみせてね!!
冬の底
某珈琲豆店の営業は29日までです
しらふ男のつぶやき
今夜は店の忘年会であった。ということで、従業員を連れて川沿いの高級レストランに出かけた。まずは生ビールで乾杯、と行きたかったが、車を運転してきたぼくは、従業員がいかにもうまそうにジョッキを傾けるのを、ただ眺めていた。やがてなんとかサラダとなんとかスープ、そして従業員が、コレうまそう!と言って注文したガーリックなんとかが運ばれてきた。それらをほおばり、口をもぐもぐさせながら従業員は言った。隣のカップル、ウブな感じでほほえましいわね。ぼくは横目でちら、と見たが、ほほえましいとは少しも思わなかった。ただ、この若造、ちゃんと相手を楽しませているんだろうな、と、苛立ちを覚えただけだった。次に運ばれてきたのは、なんたらパスタであった。ぼくは首をひねった。さっきから気になっていたのだが、写真と現物が違うような気がする。小さいし。まあ、でもそんなものなんだろう。気にしてはいけない、楽しまなくては。きっとぼくだけが酒を飲んでないせいで、物事が性悪説的に見えるのだ。しかし気になる。ためしにウエイトレスにメニューを持ってこさせ、ロブスターなんとかを注文してみた。しばらくしてテーブルに載せられたロブスターなんとかを見てぼくは確信した。やはりオレは間違っていない。
突然煙のごとく
ぼくの趣味は地面に穴を掘ること。しかし、もし誰かに、どのような趣味をお持ちですか?と聞かれても、穴掘りです、と答えることはない。
履歴書には趣味を記入する欄がある。ほとんどの人はそこに、読書、映画鑑賞といった、あたり障りのないことを書く。
もしそこに、焚き火、と書いてあったなら。その履歴書を読んだ人は眉をひそめるかもしれない。
西部警察の渡哲也さんの趣味は焚き火だそうだ。Wikipediaによれば、火が上がるような焚き火ではなく、煙が一筋昇るくらいがよいとのこだわりがあり、たなびく煙の行方を眺めているのが好き、なのだという。
地井武男さんが書かれた記事が面白いです