投函成功

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ぼくは悩んでいた。毎年この時期になると、数ある悩みの上に、もう一つこの悩みが上積みされる。ぼくは浮かない顔で、年越し用のコーヒーを買いにいらしていた、美人すぎる人妻に悩みを打ち明けてみた。年賀状に描く図案がまだ決まらないんですよ。今日中に出さなくちゃ、と朝から必死に考えているんですけどね。すると美人すぎる人妻はしばらく考えていたが、やがてにっこり微笑んだ。ほら、あれでいいんじゃない? え?ああ、アレですね。そうかー、その手があったか。ぼくは目の前がパッと明るくなった。ぼくはさっそく彼女の案を採用し、閉店後、もくもくと作成に取り掛かった。そしてなんとか今日中に投函することに成功したのである。

夢のあと

クリスマスツリーを片づけた。飾るときの、あのキラキラした気分はどこに行ったのだろう、部屋は急にさびしくなった。

クリスマスイブ

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夕食後、家族三人でケーキを食べた。近所のケーキ屋に行ったら、クリスマスケーキは売り切れていたとのこと。
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ぼくが食べたのはこれ。おいしかったです

掃除を開始した

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年末恒例の大掃除を開始した。ご覧のように、タイムマシンの主要部品である次元転移装置を本体から取り外し、ローターにこびついたススをスクレーバーでかき落とす。これを怠ると重大な事故を惹き起こしてしまう。とんでもない時代に運ばれてしまうのだ。先日はマンモスの群れの中に転送されてしまい、危うく踏み潰されるところであった。というわけで、昼過ぎ、これを取り外しにかかったのであるが、持ち上げようとしたところで首がグキッと音を立て、以来、右10度以上に回らなくなってしまった。

娘からの手紙

東北にいる娘から鮭などの海産物が送られてきた。殻付きのホタテが入っていたので、さっそく刺身にしていただいたが、これが絶品。思わず「東北に親戚がいて、こんなのを時々送ってくれたらサイコーなのにな」とブツブツ言っていると、「手紙が添えてあったから、あとで読んでみて」と妻が言った。それには次のように書いてあった。
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いつも色々送ってくれてありがとう。
毎日元気に活動してます。
南三陸で私にできることは本当に少ないんだけど、地元の方から気を使っていただいて、おいしいものをごちそうしてもらったり、マメに連絡してもらったり、あたたかい洋服をいただいたり、本当にあたたかくてやさしい方ばかりです。ボランティア事務局の人たちも、私が不安にならないように、できるだけそばにいてくださったり、おせわになってばかりです。そんな皆さんにできることは、南三陸にいて元気に過ごすことくらいかな~、って思っています。
みんなに、家族にちゃんと連絡したり、帰ってあげないとダメだよっていわれて、家族を亡くしている方々ばかりだから、胸にきます。たとえば南三陸で私が大きなケガをしてしまったとしても、それは私の不注意で南三陸のせいではないので、このことだけはちゃんと文字にして残しておきます。本当にやさしい人たちばっかりだから、責任を感じてしまいそうだけど、ここで今、不自由なく過ごせているのは地元の方のおかげです。
もちろん、ケガのないように活動しているし、ケガをしないように皆が考えてくれているので大丈夫だけど、念のために。心配をたくさんかけて申し訳ないけど、南三陸に来て本当によかったです。写真を送ったほうがいいよって、みんながうるさいので(笑)送ります。
ばーちゃんにもみせてね!!

冬の底

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今日は冬至。と、いうわけで、札幌の友人が送ってくれた、富良野VINTAGEという北海道限定のビールで乾杯。とても香りが良いのには驚いた。収穫したての富良野産ホップを生のまま使用しているんだそうです。こんなビールもあるんですね。と、いうわけで、これから夏に向かって一直線、ダー
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恒例のユズ湯。(ユズを買い忘れたのでミカンを浮かべた)沈んでるのはカキ

某珈琲豆店の営業は29日までです

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20番、メリさんのひつじ
めーりさんのーひつじーひつじーひつじー
めーりさんのひつじーかわいーーなーー
あーるときがっこうえーがっこーえーがっこえー
カーン!
はーい、惜しかったですねーでは次の方どうぞ

しらふ男のつぶやき

今夜は店の忘年会であった。ということで、従業員を連れて川沿いの高級レストランに出かけた。まずは生ビールで乾杯、と行きたかったが、車を運転してきたぼくは、従業員がいかにもうまそうにジョッキを傾けるのを、ただ眺めていた。やがてなんとかサラダとなんとかスープ、そして従業員が、コレうまそう!と言って注文したガーリックなんとかが運ばれてきた。それらをほおばり、口をもぐもぐさせながら従業員は言った。隣のカップル、ウブな感じでほほえましいわね。ぼくは横目でちら、と見たが、ほほえましいとは少しも思わなかった。ただ、この若造、ちゃんと相手を楽しませているんだろうな、と、苛立ちを覚えただけだった。次に運ばれてきたのは、なんたらパスタであった。ぼくは首をひねった。さっきから気になっていたのだが、写真と現物が違うような気がする。小さいし。まあ、でもそんなものなんだろう。気にしてはいけない、楽しまなくては。きっとぼくだけが酒を飲んでないせいで、物事が性悪説的に見えるのだ。しかし気になる。ためしにウエイトレスにメニューを持ってこさせ、ロブスターなんとかを注文してみた。しばらくしてテーブルに載せられたロブスターなんとかを見てぼくは確信した。やはりオレは間違っていない。

突然煙のごとく

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ぼくの趣味は地面に穴を掘ること。しかし、もし誰かに、どのような趣味をお持ちですか?と聞かれても、穴掘りです、と答えることはない。
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履歴書には趣味を記入する欄がある。ほとんどの人はそこに、読書、映画鑑賞といった、あたり障りのないことを書く。
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もしそこに、焚き火、と書いてあったなら。その履歴書を読んだ人は眉をひそめるかもしれない。
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西部警察の渡哲也さんの趣味は焚き火だそうだ。Wikipediaによれば、火が上がるような焚き火ではなく、煙が一筋昇るくらいがよいとのこだわりがあり、たなびく煙の行方を眺めているのが好き、なのだという。
地井武男さんが書かれた記事が面白いです