夜の植物園

151207_01 雨が上がったので、あの植物園に出かけてみた151207_03 夜に何かイベントがあるというので、いったん、園を出て、近くの海辺の公園に行った。ちょうど日が沈むところだった151207_02 振り返るとそこにはぼくの影があった。例によって、きわだって足の長いぼくの影が151207_04 みるみる太陽は沈んでいった151207_05 空がまだ明るかったので、灯台を見に行った151207_06 夜の植物園

151207_07 テーマは宇宙旅行だそうだ151207_08 宇宙服の人に出会った151207_09 宇宙は青かった151207_10

土曜の午後

151205_01 男は言った。青いシュークリームを選べば話はここで終わる。君はいつものように自分のベッドで目覚め、いつもと変わらない日々が君を待っている。 赤いシュークリームを選ぶなら…君は真実の世界を見ることになるだろう。

今あなたは問いを生きて下さい

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今年の夏ごろ、斎藤環という精神科医がおもしろそうな本を出した。それは「オープンダイアローグとは何か」という本。以下、amazonの紹介文から

なぜ人は、“対話”だけで回復するのか。依頼があったら「24時間以内」に精神科の「専門家チーム」が出向く。そこで患者・家族・関係者をまじえて、状態が改善するまで、ただ「対話」をする――。フィンランドの一地方で行われているシンプルきわまりないこの手法に、世界の注目が集まっています。この手法に、かねて「人薬(ひとぐすり)」の効用を説いていた斎藤環氏が魅入られました。

読んでみると予想以上におもしろく、実にスリリング。示唆に富む指摘やアイデアが随所にあって、おかげで付箋貼りまくりでした。さて、このオープンダイアローグの手法を支えているのが「言語とコミュニケーションが現実を構成する」という社会構成主義的な考え方。巻末の用語解説によると、
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「現実を言語が構成している」という考え方のルーツは「言語論的転回」と呼ばれる西洋哲学史における巨大なパラダイムシフトだった。それまで言語は、世界を記述するための透明なメディアに過ぎなかった。しかし言語論的転回以降は、言葉が単なる記述のツールではなく、独自に意味を産出しながら現実を構成する手段であるという考え方が一般化したのである。
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この、「言葉が単なる記述のツールではなく、独自に意味を産出しながら現実を構成する手段である」という見解には、今更ながらハッとさせられます。まったく、言葉って、いったい何なんでしょう…といいつつ、それを考えるのにも言葉を使っているわけで。なんだか中途半端な記事になってしまいましたが、実をいうと今日、一番書きたかったのは下の文章だったのです。備忘録として。「オープンダイアローグとは何か」の中で引用されていた文章ですが、ぼくはこの文をいつでも、思いついたときに読めるようにしておきたかったのです。

あなたはまだ本当にお若い。すべての物事のはじまる以前にいらっしゃるのですから、私はできるだけあなたにお願いしておきたいのです、あなたの心の中の未解決のものすべてに対して忍耐を持たれることを。そうして問い自身を、例えば閉ざされた部屋のように、あるいは非常に未知な言語で書かれた書物のように、愛されることを。今すぐ答えを捜さないで下さい。あなたはまだそれを自ら生きておいでにならないのだから、今与えられることはないのです。すべてを生きるということこそ、しかし大切なのです。今あなたは問いを生きて下さい。そうすればおそらくあなたは次第に、それと気づくことなく、ある遥かな日に、答えの中へ生きて行かれることになりましょう。

リルケ (著), 高安 国世 (翻訳) 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

reflections

151130_01そばを食べた帰りに公園に寄った151130_03 公園はいつもの公園だったけれど、朝読んだ小説のせいで、いつもと違って見えた151130_04 いい本をもっと読もうと思う。本はたくさんあるけれど、読んだ後、世界が変化してしまう本が、ぼくにとっていい本151130_05

情けない男シリーズ

151123_11 カーヴァーの短編集を読んでいると、これでもか、というくらい「情けない男」が登場してくる。この本を訳している村上春樹は解説の中で、これら情けない男を主人公として扱っている作品群を特に「情けない男シリーズ」と命名し、類別していた。村上春樹はこのシリーズのどの男たちとも、自分自身を重ね合わせることはなかったのだろうと思う。なにせ彼らは救いがたく重度に情けないのだ。しかしぼくは、これら「情けない男」のなかに、かなりの頻度で自分を発見することになってしまった。そのたびにぼくは、こうつぶやかずにはいられなかった。やれやれ