# 10

160113_01 タダでアップグレードしたwindows10、けっこういい感じ。ぼくの環境ではそれまで使っていた7より速くなりました。使えなくなったアプリもなかったし。そういやFirefoxが時々フリーズするな

そーですか

またパソコンが変になった。youtubeで某楽曲を聞いてたら、突如、画面に虹色の縞々が。それが陽を浴びた蛇のウロコのようにギラギラ波打っている。不気味だ。キーボードもマウスも受け付けない。電源ボタンを押し続けて強制終了。しばらく放置してスイッチオン。少々手間取りつつも無事ログオン。ところが、しばらく使っているうちにまた蛇が。ブルースクリーンもなし。これまでにない症状だ。グラフィックボードに問題が発生した可能性が高い。フッ、もうよかろう。と、ぼくは思った。つまり、いよいよ買い替え時が来たのだと。ぼくは愛情をこめてパソコンをポン、とたたいた。いわゆる肩たたき。すると画面に変化が起きた。画面はフリーズしたままだが、蛇がいなくなった。もう一度たたくと蛇が出る。もしや…というわけで、結局、パソコンのふたを開ける羽目に。正直なところ、パソコンのふたを開けるのはもう飽き飽きだ。コード類を引っこ抜き、本体を机に横たえてふたを開ける。怪しそうなところをいろいろいじくりまわし、ふたを閉じ、コード類を元通りにして電源を入れる。そして今これを書いているのですが、今のところ蛇は出ません。だれかが笛を吹かない限り

なんとなく魚フライ

160111_02 冷たい雨が降っている。仕事のある日はどうでもいいのだけど、休日に雨が降ると憂鬱だ。ヨッパライ某が、ラーメンでも食べに行こう、というので、ラーメン屋がある西のほうに車を走らせた160111_01 雨がフロントグラスを濡らす。景色がゆがみ、ワイパーがそれをぬぐう。むかし見た映画にそんな場面があった。よく思い出せないが暗い結末だった。ラーメンはやめて、海の横の食堂で魚フライを食べよう、と、ぼくは言った160111_03 海は思いがけず穏やかだった。ぼくの気持ちもそうだといいのに

成人式の記憶

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昼過ぎ、珈琲を飲みながら何気なく窓の外を見ると、晴着姿のきれいなお姉さんが俯きがちに歩いていくのが見えた。そうか、成人式か。ぼくは遠い目になってセピア色に変色しつつある自分の成人式を思い浮かべた、はずだったが、自分でも驚くほど何も浮かんでこなかった。ぼくはあせった。寄せる波に砂山が洗われるように、ぼくの記憶もここにきてついに押し流されはじめたのか、みたいな。しかし、思いめぐらして程なく、このブログに自分の成人式の記事を書いたのを思い出した。ブログ内検索で「成人式」を検索すると3つの記事がヒット。その一つが自分の成人式当日の出来事を描写したものだった。成人式の決意、と題したもので、友人たちが「今日から禁煙するぞ」と誓ったという、くだらない記事。それを読んでぼくは訝った。今のぼくにはその記憶がない。思い出そうとしても、何一つ浮かんでこない。ふつうに考えれば、それはエージングに起因するものだから仕方ない、と、苦笑いしつつ納得すべきことなのだろう。しかしここでぼくは脳の記憶システムについて書かれた本の記事を思い出した。それによれば、人間の脳に収まっている記憶はハードディスクなどの記憶媒体に記録したデータとは違い、それを呼び出して再生するたびに編集、加工されてしまう。そして元の記憶はそれに上書きされてしまうのだ。だから、成人式の記憶を思い出し、それを再生した時点で、その思い出はリメイクされ、オリジナルとは異なる記憶になって置き換えられてしまったのである。だからセピア色の記憶の中にそれを探しても見つからない。新しい記憶になってしまったのだから。そういうわけで、もしあなたが大切な思い出をオリジナルなままで保存しておきたいなら、その思い出は決して思い出してはいけないのです

ミッシング

昨年末、店の商品の棚卸をし、そのデータを表計算ソフト、エクセルに記入した。あとは印刷してほかの資料と一緒に会計事務所のおねーさんに渡すだけ。そして今日。自宅のパソコンで作成した棚卸のエクセルデータをUSBメモリにコピーして店に持って行き、店のパソコンで開いた。ん?作成したはずの2015年のシートがない。ブックのタブは2014年で終わっている。これはどーいうことだ。ファイルのタイムスタンプを確認すると、2015/01/08、となっている。ぼくは青くなった。セーブし忘れたのか。ありえない。長年エクセルやワードを使ってきたが、保存せずに終了させたことは1度も…いや、2、3度ある。でもそれはソフトを使い慣れてなかった、ずいぶん昔の話だ。家に帰り、自動バックアップファイルを探してみたが、期限切れで消失していた。だんだん自分が信用できなくなってきつつある今日この頃

マンダム

休日はヒゲをそらない。休日8日目の夜、鏡の向こうでヒゲヅラの男がこちらを見つめている。悪くない。少なくとも不自然な感じはない。フッ、このままでいいんじゃないか。よし、明日はこれで行こう、と思う。が、すぐに思い直す。カウンターに立つヒゲヅラ男を一目見るなり、笑い転げるA男、B子、その他もろもろ。その様子がリアルに浮かび上がった。そして今日。いつものぼくがカウンターの中にいる

A LONG VACATION 8日目

160104_02 天気が良かったので北に走った。海の傍らにある小さな無人駅の向こうに、きれいな砂浜がある160104_03学生の頃、ぼくらはこの小さな砂浜に時々遊びに来た。夏はキャンプもした。ぼくらはこの砂浜に勝手な名前を付けて共有していた160104_04  160104_01井戸の跡。無人駅と砂浜の中間にある160104_06井戸にはネットが被せられ、往年の面影を偲ぶことは難しい

8ミリフィルムで撮ったこの井戸。当時は屋根まであった。道は砂浜に続いている

160104_05海側から見た井戸

A LONG VACATION 7日目

160103_01 朝起きて、真っ先にコーヒーを淹れる。それを二つのカップに注ぎ、一つをヨッパライ某のベッド横のテーブルに置く。彼女はまだ眠っているから。南向きの部屋の椅子に腰掛け、本を開く。読みふけっていると、ふいに部屋が明るくなり、思わず顔を上げる。雲間から太陽が顔を出していた160103_02 今日はアナログビデオのデジタイズに没頭していた。退屈な作業なのだけど、古いビデオをモニターしていると、おもしろくてつい見入ってしまう。登場する家族、友人たちが別人のように若い。映像に酔ったのか、理性が飛んでタイムスリップしてしまう。途中、階段の照明器具が壊れていたのを思い出してデジタイズを中止、修理した160103_03長い休みとはいいものだ。好きなことにたっぷり時間を充てられる。録画したベンハーを見た。かなり長い映画で尻が痛くなった。ぼくが記憶するベンハーは大掛かりな映像で圧倒するハリウッド的なものだったが、今回あらためて見て印象がずいぶん変わった。ガレー船や戦車レースのシーンが際立ってすばらしいのは記憶どおりとして、今回は映像よりも、この映画の根底を通奏低音のように流れつづける深遠なテーマに心捉われ、感動した。いやー、映画って本当にいいもんですねー、サイナラ、サイナラ、サイナラ

A LONG VACATION 6日目

160102_01 正月くらいは高い方のスシを食ってもいいんじゃないか、ということで漁港近くのすし屋に出かけた160102_05 いつも食べている安い方のスシには入っていない、イクラとウニが高い方のスシには入っているのです。うふ (STEREOカメラで撮ったので立体視できる人には飛び出して見えます かも)160102_02 今日の目的は、高い方のスシと、廃墟化している某アミューズメントパークを見に行くこと160102_06銀河スライダー。10年前はこんな感じでした160102_03 帰りに近くの海に寄ってみた160102_04 波打ち際に立って海を見ていたら雨が降り出した

A LONG VACATION 5日目

コーヒーカップ片手に屋上に上がり、ベンチに腰掛けて文庫本を開いた。空は青く、雲一つない。今日が何の日であろうと関係ない世界で、ぼくは温かな日差しを浴びながら本を読む。遠い景色、柔らかな陽光、熱いコーヒー。開いたページの文字を追っていると、どこからか金色の蜂が飛んできて文字の上にとまった。彼は気持ちよさそうに陽光を浴びたまま動かなくなった。やれやれ、そんなところでくつろがないでくれ、ページがめくれないじゃないか。D.H.ロレンスなら、キミを大地からやってきた客と看なし、キミが気持ちよく飛び立つまで辛抱強く待つだろうけどね。と、そんな無駄なことを考えているうちに蜂はどこかに飛んで行った