盆と正月は恒例、わが家の大掃除。ぼくの担当は風呂場と台所と庭と屋上と…etc。というわけで、ヨッパライ某にカビキラーの予備を買ってきてもらった。袋から出すと、ボトルにデカいステッカーが貼ってあって、何やら書いてある。
「お母さんがやってもらってうれしい家事は!?」
「1位 お風呂のカビ取り掃除!!」
これ、だれが読むんだろうね。
2003年の火星大接近は21世紀最大の大接近であった。その頃はまだフェイスブックもブログもなかったが、当時の模様は某コーヒー店のホームページに開設された掲示板に投稿されていた
子供 とーちゃん、火星ってどれさ?
父 ふん、お前は何も知らんのか。学校でナニをやっとるんだ。
子供 とーちゃん、もったいぶってないで早く教えてくれよ。
父 ほら、あの赤いのがソレだ。アキコ、花形にもちゃんと教えとくんだぞ。あいつは理科が苦手そうだからな。
2003/06/11(Wed) 23:59
今宵、火星人たちは地球に望遠鏡を向けて楽しんでいるに違いない。ニュースでは「15年ぶりの地球大接近」を大々的に報じたことだろう。火星人はヒマなのでそういう役に立たない話題でも盛りあがることができる。一方、地球から火星を眺めるつもりだったぼくは(もちろん缶ビール片手に)、今宵、一人さびしくパソコンに向かっている。迷惑なカメ台風が近くをうろついているせいだ。今夜は望遠鏡を火星に向け、写真を撮影する予定にしていた。そのためにamazonで器具も調達していたのに
夏に読みたくなる本の一つにブラッドベリの火星年代記がある。これはSFに分類されるのだけど、内容は壮大な抒情詩といった趣。ちょっと枯れた大人向きの、切ない物語。いや、絵本かな。絵はないけれど
お昼過ぎ、あたりが暗くなってポツリポツリ雨が降り始め、やがて雷雨になった。お客さんが帰られ、手が空いたので、カバンからICレコーダーを取り出し、外に出て雷の音を録音した。安いちっぽけなレコーダーなのに、ちゃんと録音できる。ん10年前、ぼくは生録に凝っていて、波の音や雷、花火の音を録音し、それをステレオ装置で聞いて楽しんでいた。明るいとは言えないが、今思えば悪くない趣味だったと思う。
前述のICレコーダーで録音した今日の雷の音。歪むことなく、ちゃんと録音されている。
その当時使っていたテープレコーダー。重さ5.8kg。これにマイクを2本つないで、海や山をうろついていた。ちなみに今日使ったICレコーダーは54g
ある詩人が、ピカソの絵を見ると自分がいかに不自由であるかがわかる。みたいなことを書いてた。
そこでぼくもピカソの絵を見てみることにした。ネットで。
そして、ほんとだ、と思った。
自分を縛っているのは古い自分だ。古い自分がぼくを不自由にしている。
古い自分を脱ぎ捨てなきゃ