真昼の金星は三日月だった

祝日にまつわる用事を済ませ、ドライブに出かけた。午前中は晴れていたのだけど、午後から薄雲が広がってきた。昼食後、空を見上げると、太陽のまわりに輪っかができていた

前から一度行ってみたいと思っていた施設に行ってみた。休館日と店の定休日が重なっていて、なかなか行けない

ドームに設置されている65cmカセグレン式反射望遠鏡。いいな~。これ、ぽっちい。係の人に、昨年、わが家の望遠鏡の鏡を洗った、という話をしたら、この望遠鏡の鏡も年に一度洗うんですよ、すごく重いです。と言って、取り外した鏡をのせる専用の台を見せてくれた。

ドームのスリットを開け、白昼の金星を視野に導入。あいにく空は薄雲が広がっていた。いくら高性能でも、これじゃ無理。半信半疑でアイピースを覗くと、そこにあるはずのない三日月が、うれしそうに手を振っていた。いや、それは三日月ではなく、金星だった