年をとるっていうのは波がヒタヒタと寄せてきて足元の砂をさらい、海に引き込もうとする、そんな感じですな
秋ですね
ねえ君、二人でどこへ行こうと勝手なんだが、花の咲くところへ行きたいと思っていたのさ
高速を飛ばし、北に向かっていた。長い坂を走っているとルームミラーに銀ピカの怪しい高級国産車が。ぼくはスピードを落とし、すーっと登坂車線に移った。すぐさま銀ピカの屋根から赤い回転灯が飛び出した。ぼくはロックオンされていたらしい。ところがぼくを追い抜いたあと、すぐに回転灯を引っ込め、そのまま先に行ってしまった
何の日か忘れてしまったが今日は祝日だった。つまり、どこに行っても、うんざりするほど人が多い。しかし、高速道路を高速で走ってきたおかげで人はまだ少なかった。花の中を歩き、帰るころになって砂糖にアリが群がるように人が集まりはじめた。
近くのメガネ橋に寄ってみた
月の木川橋というのが正式な名前
人が渡るためではなく、木材運搬用のトロッコ軌道の一部として造られたそうです
下を見る勇気はありません
峠に向かう途中にあるソバ屋で昼食
帰りは高速を使わずに走った。あちこちで金木犀が匂っていた
たどりついたらいつも雨降り
古いヤツだとお思いでしょうが、世間で盛り上がっている「キャッシュレス」ってーのが、どうもなじめない。というか、不安。気持ち悪い。
考えすぎかもしれないけど、これって、個人データ、ダダ漏れなんじゃないの? それをITとかでいじくって、何か新しいものを作り出す。もーなんだか気持ち悪い。でも、これからそういう場所になっていくんでしょうね、この国は。
そんな気分をすっきりさせたいと思っていたら、次の記事が、すこし役に立った。あの、白熱討論のマイケル・サンデル教授の討論記事
10月10日なのに
今日は10月10日。体育の日。祝日。だったのになぁ~1999年までは。10月10日に結婚した友人が「結婚記念日に休めて嬉しかったのに」といつもぼやいていた。残念ながら今日はフツーの日。ただの木曜日。特別な日じゃないんだな。おまけに灰が降ってザラザラ。かわいそうに。
Twilight Zone
夏のチェックシート
夕暮れ
若いころは一人で生きていけると思っていた。だれのサポートもいらない。B型だし。今はそうは思わない。夏の終わったこんな夕暮れ時は特に。店じまいをはじめたとき同年代のお客さんが音もなく現れた。駅に奥様を迎えに行くところなのだが、早く着いたので寄ったのだと。一杯飲みたいというのでポットに水を入れ、火にかけた。なぜか歌謡曲が聞きたくなって適当に選んだ。ビリーバンバン、さよならをするために。一人では生きていけない。弱くなったからではなく、弱いと気づいただけのこと
20年目に突入
今日はコーヒーの日なんだそうです。ぼくがコーヒー店を始めたのが2000年10月1日。あれから19年経ったのか~
最近になって気づいたことがある。なんで今頃、とも思う。それは、自分を幸せにしようと努力すると、かえってそれから遠ざかってしまう、という事実。手に入れようとすれば失うし、失うと与えられるなにか。自分の悟りというものはかなりの確率であてにならない
カメムシの逆襲
カメムシが一週間くらい前から洗面所の天井に張り付いていた。さわらぬカメにたたりなしという古くからのことわざに従い、見てみぬふりをしていたのだが、さっき見たらいなくなっていた。と思ったら、なんと、洗面所の入り口の真上に移動していた。まずい。扉を開けたときの振動でポトッ、と頭に落ちてくる可能性が高い。間違って手ではたこうものなら心臓麻痺レベルの異臭をお見舞いされること必至である。近くに立てかけてあったデッキブラシを使い、恐る恐る掬い取ろうとしたが、急に暴れだし、ブーーンと音を立ててぐるぐる飛び回ったあげく整理箪笥に積んであったタオルに着地した。死ぬほどびっくりしたぜ。言うまでもないが、タオルに載ったカメムシには家の外に出て行ってもらった。