今日は年に一度の、無駄にデカいローソクに火を灯す日。
仕事を終え、帰宅したのが午後8時。近くのマーケットに、二人でワインとチーズを買いに行く。写真のヒマワリは、分け入った山奥の豆腐屋の女房様が、近くの部落に咲いていたのを(たぶん)わざわざ届けてくれたもの。酔った頭で見るひまわりは本物より本物っぽい。反知性主義的ヒマワリ
テンプレートづくり
ロサンゼルスの夜
Anniversary Lens
夕暮れ時は危なそう
ソラリスの丘
愛のハブラシ
夕食は焼き魚と冷奴とジャガイモの煮物だった。ぼくが無心に焼き魚をほじくっていると、となりのヨッパライ某が、ロバートデニーロってロバート・デニーロじゃなくてロバート・デ・ニーロなんだって、とか言いだした。へえ、そう。ぼくは魚をほじるのに一生懸命なのだった。ロバートデニーロと聞くと歯ブラシが頭に浮かぶ。もう10年以上前のことだが、店に来る常連の女の子たちに「ねえ、彼が使っているハブラシ、あなた使える?」ってよく質問したものだった。「イヤ!」即答だった。だれもがそう答えた。新婚ホヤホヤの女の子でさえも。ぼくには信じられなかった。愛は歯ブラシの前に無力なのか。常連のT子さんにも聞いてみた。「ご主人が使っている歯ブラシ、あなた使える?」と。「イヤ! でもロバートデニーロのだったら…OKよ」とのことだった。
夜の声
時計は12時を回ろうとしていた。 窓を開け、イスに座って、ぼーっとしていると、遠くから変な声がする。繰り返し訴えてくる。何か言いたいのだろうが、訛っていてよくわからない。
人生最良の日々はまだ生きられていない
雨との予報だったのでドライブに出かけるのはあきらめ、朝のコーヒーを飲んだ後「これから使うことのなさそうなものを大胆に片づける作業その1」に着手した。いわゆる一つの、シューカツ。こういう作業は元気なうちにやらないと大変そう
納戸や床下収納にしまってある、いつかは使うはずだったブツを手当たり次第引っ張り出す。いつかは使うはずだったブツは、ほぼすべて再び使われることはなかった。これらを分別し、ゴミ収集に出せるものは出し、ダメそうなものは、まとめて処分場に持っていく。分別作業は一ヶ月くらいかけてのんびりやろう、という計画
8時に始めて一段落着いたのが午後1時。けっこうくたびれたし腹も減った。魚フライでも食べよう、ということになって、小雨降るなか、山を越え、海辺の食堂に着いた。魚フライをつつきながら、あのフランス映画「男と女」の続編が来年あるらしいよ、同じキャストで。って話から、フランス人はいくつになっても恋愛に生きるそうだ、って話になって、フランス人と結婚したら大変そうだね、って話になった
夕食は手作り餃子。写真は納戸から出てきたロケット花火。今ではしなくなったけど、むかし砂浜でよく打ち上げていた。浜辺を走り回っていたあのころを思い出す
8 years ago
たくさんの矢印が風に吹かれて好き勝手に回っている。
ぼくの行き先なんて、まったく無意味だと言いたげに。
8年前の朝、ぼくはこんなことをつぶやいた。
ふーん、なるほど、と思う。
でも今はそうは思わない。あの頃のぼくが懐かしい。