ぼくはニンジンが嫌いだ。でも不思議なことに病気をした後、無性にニンジンが食べたくなる。憂うつなときはバジルが食べたくなるし、疲れているときはレバーが食べたくなる。たぶん、体がそれを必要としているのだろう。最近、無性にカレーが食べたくなって、これもきっと体が求めているからに違いない、と思った。先日ネットでこんな記事を見つけた。カレーに含まれているターメリックとやらがアルツハイマーに効果があるというのだ。そうか、それで急にカレーが食べたくなったのか。最近、以前にも増していろんなことをよく忘れる。だから体がカレーを求めているのだ。というわけでさっそく、ネットでカレーを1ケースポチった
また一つ消えていく
ぼんやりできるところがまた一つなくなった
笠沙恵比寿、明日閉館
きれいな花を見つける。でも、つくれない
アジアなのです
今朝届いた横浜のJ君からメールに、
日々の時間の切り売りの中から僅かな時間を見つけて小説も読んでいるのですが(普段は技術書ばかりです)最近読んだものでは友人が勧めてくれていた「紙の動物園」が素晴らしかったです。有名作品なのでご存知かもしれませんが、とりあえずおすすめしときます(笑)
とあった。
ケン・リュウの「紙の動物園」は数年前、テッド・チャンの「あなたの人生の物語」をamazonで買おうとしていた際、こちらもお勧め、ってことで気になっていた短編集。しかしその後、すっかり忘れていた。そこにJ君からのこのメール。これは読まなきゃならんだろう、ってことで、さっそく電子版で購入。早川書房のHPによれば「ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝いた表題作ほか、(中略) テッド・チャンに続く現代アメリカSFの新鋭がおくる短篇集」とのこと。で、感想を少しばかり。表題作「紙の動物園」の母親の生まれ年がぼくと一緒、ってところがまず気に入った。ファンになる要素って、案外そんなものです、かも。次に、ぼくはアジア人でありながらそれを意識することはほとんどなかったのだけど、これを読んで、西洋に対するアジアという、アジア人としてのアイデンティティを強く感じるという奇妙な体験をした。作者が中国出身のディアスポラなので同じアジア人として共鳴したのかも
夜明けの人工衛星
なんとなく人工衛星が見たくなって、今朝はいつもより1時間以上早く起きた。JAXA(宇宙情報センター)によると午前6時5分、某人工衛星がわが家の上空を南西から北東に向かって飛行することになっている
夜明け前、眠い目をこすりながら屋上に出ると、雲一つない絶好の人工衛星日和。南東の空には細い三日月が浮かんでいた。寒い中、ヨッパライ某と二人で夜空を横切っていく国際宇宙ステーションをぼんやり眺める。たまや~
ところで人工衛星、と聞いてすぐに頭に浮かぶのが「シンコム3号」。小学生のころ、ぼくはこのパンが大好物だった。たしか20円
JAXAのページによると
■1964年8月29日に打ち上げられたシンコム3号は、太平洋上空の静止軌道上に定置され、10月10日には、東京オリンピックの開会式を世界へと中継することに成功しました。引き続き東京での競技は世界中継され、宇宙中継が商業的に成り立つことを証明しました。
☆直径71cm、全長39.4cm 軌道修正用燃料を含む全重量 65.8kg
■国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された巨大な有人実験施設です。1周約90分というスピードで地球の周りを回りながら、実験・研究、地球や天体の観測などを行っています。
☆約108.5m×約72.8m(サッカーのフィールドと同じくらい)質量 約420トン
沈みゆくオリオン
寒い朝だったけど
われらは何者か
恋人らはしんしんと静もる夜気のうちに霊妙に語り出ることもあろう、もしもかれらが語るすべをこころえているならば。だがすべてのものはわれら人間のありようをつつみかくしているように思われるのだ。
リルケ「ドゥイノの悲歌」手塚富雄 訳 より
リルケは「すべてのものはわれら人間の在りようを包み隠しているように思える」と言う。言い得て妙。ぼくもそう思うし、詩人やアーティストは自らを媒体として人の目に隠されたものをあらわそうとする。人間の秘密に挑んでいるのだ。こういう推測もできる。本来人間には何も隠されていなかったが、あるきっかけによって自ら見えなくなり、理解できなくなった、と。いわゆる、失楽園
足がつる
ブツヨクの春
カメラのレンズを買おうと思い、ネットで検索したら某価格コム最安値より2割ほど安いところを見つけてしまった。フッ、オレってホントに買い物上手~ウフ。ルンルン気分で購入ボタンを押そうとすると「クレジットカード支払い、代金引換不受付!」と書かれている。銀行振り込み以外ダメ、と。ふ~ん、なんか変だな、と思いつつ、サイト内を調べてみると明らかにおかしい。つまり、これはいわゆる一つの「フィッシングサイト」なのだった。むかー! 人を疑うことを知らない純粋無垢なオレをだましやがって!というわけですぐにフィッシングサイト報告ページにチクってやった