たばこは吸わないけど
なにもいわないでおくれ
今朝、ぼくはいつものように豆を焼いてた。
そこに、いつものお客様がいらっしゃった。
「はやいですね」ぼくは豆を袋につめながら言った。
「うん、今からヨガ教室に行くのよ」
「へぇ、ヨガですか」
ふとぼくは彼女が変なポーズをとっているところを想像した。
「あたし、びっくりしたの」
彼女は急にびっくりしたような目になって、言った。
「みんな、平気でおならをするのよ、女性なのに」
あんなムリなポーズをとれば、屁も出やすいだろう。ぼくは思った。
「目の前で」彼女は強調した。
目の前にいる女性が、平然と屁を放ったら。
その情景を想像したぼくは息苦しくなった。
彼女が帰った後、ぼくはしばらく考えていた。
ぼくは常々思っている。オンナはオトコの前で屁をひってはいけない。一般に女性は自然にオンナを演じるようプログラムされている。男だってそうだ。男らしさのプログラム。宝塚の男形は、男より男っぽく振舞う。古い話だが、沢田研二は宝塚の男形を見て、あのダンディな振り付けを研究したそうだ。男っぽさ、女っぽさは、はかなく、せつない。ぼくは女性がハナをかむのもいやだ。歯を磨く音もキライだ。生命を運ぶハードウェアの生々しさ、リアルさに、興が醒めてしまう。
変? そう、いうまでもない。ぼくは狂っている。
Iron tree
鉄でできたクリスマスツリーを、ここ数年飾ってなかった。すっかり忘れていた。数日前のエントリーでmamayumayuさんに指摘されて気づき、表に出すことにしたのだけど、部品をどこに仕舞い込んだか思い出せず、納戸や床下収納を片っ端から開けて探し回った。そして今日、何年かぶりに皇徳寺店の店内に飾り付けましたがよ。(mamayumayuさん、見てる~?)
今日は朝から、明日から皇徳寺店で催す「藍 四季展」の準備をしてました。お時間のある方は、よかったら、行ってみてください。
エッフェル塔問題
ガラスの向こう
Parsley, sage, rosemary and thyme
できないと言うのなら、私はこう答える、
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、
ああ、せめてやってみると知らせてくれ、
でなければあなたは決して恋人ではない。
スカボロー・フェア
出典: Wikipedia
本当の愛はここからはじまる
ダーウィン以来
人が頭で考えられる範囲は限られている。想像力が(想像を絶するほど)豊かな人でも、その想像する世界には必ず果てがある。と、臆面もなく、もったいぶった調子で今日のブログは始まるのだった。仕事の合間に、お客様からお借りした、スティーヴン・ジェイ・グールドの「ダーウィン以来」を読んでいる。彼の作品では「ワンダフル・ライフ(バージェス頁岩と生物進化の物語)」が特に有名だ。(←まだ読んでないけど。だれか持ってたら貸してください[E:heart04])。
「ダーウィン以来」は、そのタイトルどおり、進化論を論じた作品。軽妙な語り口で、科学が大好きな読者を十分に納得させる説得力を持って類推を展開していく。のだけど、ただ、この作品を読んでいて、どうしようもなく空しく感じられるのは、彼が進化論と創造論を対峙させた上で進化論に軍配を上げ、得意になっているところ。どうだろう、進化と天地創造は同じ俎上に載る性質のものだろうか。社会学的な問題としてなら分かるが、科学的態度で対峙させるとなると、ぼくには相当な違和感がある。ダーウィンは晩年、ミミズを熱心に観察し、知覚と環境の関係をも深く研究している。これは後のアフォーダンスという概念に相当し、とても興味深い研究だ。ぼくは誤解していたのだが、つくづく、ダーウィンはすばらしい科学者だったと思う。人が認識できる世界は閉じている。なぜなら、存在するものを認識するのではなく、認識するから存在し、人が認識できないものは存在しないからだ。当然、進化論も、人が認識し得る世界を扱っている。さて、ここで問題。世界の創造は、人が認識可能な、閉じた世界で起きる(起こされる)ことであろうか。
ダークサイドメニュー
店の駐車場で本を読んでいたら、ハクセキレイが道をピョコピョコ歩いているのに気づいた。この鳥はスズメと一緒で愛嬌がない。口笛を吹いても寄ってこないし、近づくと逃げる。珍しい鳥でもないが、とりあえず写真に撮ってみた。撮った写真を店のパソコンで見てみると、ピントが外れている。右のヤツにピントを合わせたのに、ピントは左の鳥の更に後ろだ。何枚か撮った写真のどれもが後ピンになっている。実は、以前から気づいていたのだ。ぼくのカメラのオートフォーカスは後ピンなのである。ぼくはほとんどマニュアルフォーカスで撮るので、あまり気にしないでいた。しかし、今日思った。ローアングルなど、無理な体勢で動く被写体を狙うときには、ピントを合わせる作業はかなりテソイ(てそい=めんどい)。
そして、マニュアルフォーカスよりオートフォーカスのほうが大抵、ピンが鋭い(ような気がする)。で、どうするか。説明書には「後ピンを補正するには」などという項目はない。メーカーのサービスに送るのが清く正しい方法なのである(つまり、修理)。しかし、このカメラには「裏メニュー」という、一般には公開されていないメニューが存在することをぼくはネットで知っていた。いくつかのボタンを押したままスイッチをONすると、禁断の「裏メニュー」が開く。そのメニューの中に、フォーカスを補正する項目があるのだ。ピンの位置は色温度で前後する。日中に使うことが多いので、5000Kでピンが合うように調整した。フォーカスを適正にすると、なんだかカメラも新しくなったようで、いい気分[E:shine]
アスファルト表面の凹凸で、ピントの位置が分かります。
猫の顔にジャスピン!
明日はこのカメラを持ってドライブに出かけます。