
冷蔵庫にスイカを入れていたのを忘れていた。入れたのは半月前。わが家でスイカを食べるのはぼくだけなので、誰も注意を払わない。ぼくが忘れていると、スイカは永遠に冷蔵庫に入ったままだ。おそるおそる野菜室を開けると、スイカは半月前のままの姿で眠っていた。それにしても、いつまでたっても夏らしくならない。夏のスイッチが入らないと、スイカを食べる気にならない。腐らなければいいのだけど
灰は灰色
上か下か
車のオイル交換に行った。
ピットに車を止め、係りの人に声をかけた。
エンジンオイルを交換したいのですが、ここは上から抜くんですか、下からですか?
すると係りの人は言った。
どちらでもいいですよ、ちなみに、この車は構造上、上からの方がよく抜けますね。どうします?
へぇーそうなんですか。おまかせします。
すると係りの人は言った。
下から抜きましょう
そろそろ飲もうかな
ぼくのウィズ
ぼくはつまらないものをつくり続けた。
見かけだおしのうつろなものを。
そのことに何も疑問を抱かなかった。
だれもそのことに気づかなかった。
やがてぼくは病気になった。
馬が走れなくなるように。
魚が沈むように。
ぼくは病気になった。
少し動けるようになると、ぼくはいままでつくり続けていたものを壊し始めた。
壊すたびにぼくは自由になっていった。
広い海を魚が泳ぐように。
鳥が大空を飛ぶように
代品
なぜか人は生まれながらにそれが在ることを知っている。
人にとって切実なものであることも。
でも人はそれを手に入れようとしない。
人はそれに似たものを寄せ集め、その代わりにする。
人生の8分の2は泡である

今日は年に一度のヨッパライ某の誕生日。昨年はぼくが誕生ケーキを焼いた。といってもそれはフライパンで作るあの熱いケーキ。そして今年は少しレベルを上げ、チーズケーキに挑戦するつもりでいた。数日前、ぼくは真剣なまなざしで電気釜の説明書を見つめていた。最近の電気釜はチーズケーキも焼けるのだ。ふと説明書から目を上げるとヨッパライ某と目が合った。すると彼女は言った。
「あたしはレアチーズケーキが食べたい!」
なに?ぼくは急いで説明書をめくった。しかしレアチーズケーキの作り方はどこにもなかった。仕方なくケーキの自作はあきらめ、どこかで買うことにした。

というわけで以前食べてうまかったMOKUというケーキ屋で買うことにした。ここのチーズケーキは濃厚でヨーロッパ風の味がする。

乾杯用のビールはこのブログではおなじみの、あのビールサーバーによるもの。8年前の今日、ヨッパライ某にプレゼントして以来、ずっと愛用している。これで入れたビールはビヤガーデンで飲むビールに勝るとも劣らない。よーな気がする。

プレゼントはずっしり重い、純金製のピアススタンド。
の予定だったが、買えそうもないのでブロンズ製にした
今日
ブツが届いた

ネットで注文しておいたブツが届いた。以前は店頭で購入できていたのだが、今はネットでしか手に入らない。







