クリスマスケーキはバタークリームがええな。楽しかった子どものころのクリスマスを思い出すから。もちろん、今も楽しいけどね♪
静養中
朝、目覚めて時計を見ると10時半。やれやれ、ずいぶん寝たもんだ。ここ一週間、胸が痛くて熟睡できなかったせいだ
休日なのに遠出をしようという気分にならないのは、胸の痛みが予想外に長引いているからだろう。体が静養を欲しているのだ。昼ごはんは近場でとろうと思い、山の向こうのソバ屋に行った
ソバ屋の帰り、峠で車を止め、ヨッパライ某に運転を代わった。車を降り、県道から旧道に分け入り、歩いて帰ることにした。おなかが膨れたせいか、すこし元気が戻ってきた
ここは旧伊作街道。今は人や車の往来はまったくと言っていいほどない。だれもいない静かな道を歩くのは気分がいい。聞こえるのは併走する沢のせせらぎと鳥の声だけ。ただ、踵から突き上げてくる振動が時折胸の痛みを呼び起こすのは残念。でも、上手に歩けば痛みは気にならないほどだ
ゆっくり歩いたので、家に帰りつくのに2時間ちょっとかかった
回転系
まいどおなじみの
ぼくの体は全自動なのです
肋骨がポキン、となって、明日で一週間。
まだ寝返りは打てない。
痛くて必ず夜中に目が覚める。
それにしても不思議だ。
何もしてないのに、肋骨は元通り治っていく。
全自動。すごいね
あの雨音
昨夜は雨の音を聞いていた。井戸の底で聞いているように、いつもと違って聞こえた。
今、風の音が聞こえる。いつもと違って聞こえる。それは声のように聞こえる。
ぼくの井戸はまた使えるようになった
スケールの大きい夢
胸の痛みのせいで寝返りができない。そのせいだと思うのだけど変な夢を見た。体を細い紐でぐるぐる巻きにされて動けない夢。そういえば子どもの頃は、熱を出したりすると、てきめん、恐ろしい夢を見た。そのいくつかは、いまでもありありと思い出すことができる。その中でも特にすごいのは、山が動いて襲ってくる夢。あれは怖かったな。以来、あれほどスケールの大きい夢は見たことがない、と思う
胸が痛む夜
夜の帳が下りて店じまいを始めようとする頃、自宅にいるはずのヨッパライ某から電話があった。買い物から帰って玄関を開けようとしたら、鍵が壊れていてドアが開かない、という。そういえば数日前、鍵を回そうとして少々てこずった覚えがある。閉店後、ぼくは車を飛ばし、家に帰り着いた。当然ながら家は真っ暗。ヨッパライ某は駐車場の車の中で待っていた。どれどれ、とキーを差し込み、フォースを効かせて回そうとしたがビクともしない。ふっ、今日はフォースの調子が悪いようだ。腹もへってるしな。ぼくはアタマを空き巣モードに切り替えた。おそらく二階のあそこが開いている。あそこから入ろう。さっそくぼくは家の傍らの駐車場の屋根に上がってみた。家のひさしに手が届いたが、ぼくの懸垂力では無理。高さを稼ぐためにイスを置いてみた。だめだ。まだまだ高さが足りない。そこでイスの上に傘立てに使っている木の樽をのせてみた。まだ足りない。そこで、その上にもう一つ傘立てをのせてみた。高さはなんとかクリアしたが、かなり不安定だ。下で見ているヨッパライ某も不安そう。三段重ねの足台に上り、ひさしをつかみ、はい上がろうとしたその時、ポキ。心臓のあたりで変な音がした。ひさしが鋭角にとがっており、そこに胸を当てて体重をのせたのがよくなかった。肋骨にひびが入ったのかもしれない。さわると心臓のあたりが刺すように痛む。しくじった。ベランダに出るドアが開いていたので、そこから入って玄関を開けた。肋骨は失敗だったが、なかなか楽しい夜だった。






