ジャックとミツマメ

140603_01 梅雨に入ったそうだ。雨が降っているのはそのせいかもしれない。そんな夜には誰だって缶詰を開けたくなる。あのヘミングウェイもそういっていた。ような気がする140603_02 フルーツみつマメ=ヘミングウェイ風

スイカの夢

スイカは冷蔵庫の野菜室で深い眠りに落ちていた。スイカは夢を見ていた。白馬の王子が真冬のような冷蔵庫から彼女を救い出し、きれいな花が咲き乱れる暖かい国に連れ去る夢だ。しかし、スイカの眠りを覚ますはずの王子は二週間経っても現れなかった。道に迷ったのかもしれない。代わりにぼくがそれを取り上げ、まな板の上に置いたのだった

140528_01 先日、久しぶりにtwitterを覗いたら、ある方の発言にリンクが張ってあり、その記事が興味深いものだった。
http://tabi-labo.com/11829/mosquito/
この安上がりな装置はぼく的にツボだった。まず殺虫剤を使わないところがいい。人が呼吸している部屋の中で薬を炊いて蚊を殺す、というのは、あまり気分のいいものではない。かといって蚊帳をつるすのは面倒だし。140528_02 材料はペットボトルと砂糖水とイースト。たまたま冷蔵庫にドライイーストが残っていたのでそれを使ってみた。古いのでうまく醗酵するかちょっと心配

流星

140521_01 屋根の上に寝転がって友人と星を眺めた。学生時代の話だ。いくら話しても話は尽きない。夜は更けていく。あ、流れ星。ぼくが叫ぶ。え、どこ? 友人は急いで夜空を見回す。でも、とっくに消えて跡形もない。あ、とぼくが叫ぶ。流れ星だ。友人はあわててあちこちに目をやる。なにもない。視力は彼のほうが良いのに。数年前、彼が鹿児島に帰ってきたとき懐かしそうに言った。今でもよく思い出すよ、屋根の上に布団を敷いて二人で星を眺めたよな。そこでぼくはあの時のことを思い出して言った。ところでお前、流れ星を見たことあるのか、と。いや、まだない、と彼は苦笑いした。

写真は今朝の太陽。たぶん彼はこんな太陽も見たことがないのだろう。視力が良くても見えない人には見えない

夏が始まりはじめた

140520_02 お隣の県からスイカが届いた。昨年より4日早かった。まだ肌寒くて食べようという気にならない。調べてみると昨年は6月2日に食べている。今年はいつになるだろう。スイカには冷蔵庫でしばらく眠ってもらうことにした。