真昼の金星は三日月だった

祝日にまつわる用事を済ませ、ドライブに出かけた。午前中は晴れていたのだけど、午後から薄雲が広がってきた。昼食後、空を見上げると、太陽のまわりに輪っかができていた

前から一度行ってみたいと思っていた施設に行ってみた。休館日と店の定休日が重なっていて、なかなか行けない

ドームに設置されている65cmカセグレン式反射望遠鏡。いいな~。これ、ぽっちい。係の人に、昨年、わが家の望遠鏡の鏡を洗った、という話をしたら、この望遠鏡の鏡も年に一度洗うんですよ、すごく重いです。と言って、取り外した鏡をのせる専用の台を見せてくれた。

ドームのスリットを開け、白昼の金星を視野に導入。あいにく空は薄雲が広がっていた。いくら高性能でも、これじゃ無理。半信半疑でアイピースを覗くと、そこにあるはずのない三日月が、うれしそうに手を振っていた。いや、それは三日月ではなく、金星だった

夜のミラーマン

夕食後、天体望遠鏡の主鏡と斜鏡を取り外し、洗浄を開始した。鏡というものは放っておくと曇ってくる。女性は曇った鏡に映した方が美しく見えるが、星はそのままの方がきれいなので、曇りを取る必要がある

洗浄前の斜鏡。膜が張ったみたいにくすんでいる

洗浄後

洗浄前の主鏡。ぼんやり曇っている。ぼくの心みたいに

家族が寝静まった深夜、台所に立って鏡を洗う男が一人

洗浄後の主鏡。洗剤を洗い流した後、シミを残さないよう精製水ですすぐ。乾燥後、光軸調整をやりやすくするため、鏡の中心にマークを入れる

月曜の月

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というわけで、今夜は月を撮ってみた。

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今日は休みだったので、のんびり楽しみながら望遠鏡の主鏡と斜鏡の光軸合わせをした。目視で調整したので、厳密には合ってないけど、像は見違えるほどシャープになった

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月の右に見えるのは木星。土星も撮りたかったけど、雲が出てきた

ラブジョイな夜

150109_01「1月7日にエメラルドグリーンの彗星『ラブジョイ』が地球に大接近! 2月ごろまでなら観測可能か。この機会を逃すと次は8000年後!」などとネットのニュースに書いてあるもんだから、なんだか見ないと損するような気がして写真に撮ってみた。あいにく薄雲が広がっており、雲の切れ間を狙って撮影。PM2.5の影響か、はっきりしない空。多分、明日のほうがきれいに見えると思う150109_02 オリオン座の右のほうにぼんやり見えます

COSMOSその2

141020_01 毎年、この時期になるとカメラを持ってコスモスに会いに行く141020_02 同じことを繰り返していると、やがて飽きる141020_03 たしかに同じことを繰り返しているように見える。でも今日のコスモスの花には来年会えない。今日のぼくだって昨年のぼくとは別人だ。そう、ゆく河の流れと同じ141020_04

141020_05 などと、ブツブツつぶやきながら、写真を撮る141020_06 ビーーーーム141020_07 cosmos141020_08 ヤッホ~~。 電波に乗せて声をかけても返事はない141020_09 ブツブツ言いながら家に帰り、屋上で缶ビールを開ける。地球は回転し、日が沈む。今日は太陽柱が観測できた。ラッキー141020_10日没30分後の太陽柱

A LONG VACATION 2日目

140506_04昨日始まった休みも今日で終わり。たまにはウナギでも食べようと思い、北に車を走らせた。140506_01 ぼくのお気に入りはナイアガラ公園の某茶屋のウナギ定食。なんで気に入っているかというと、安いから。しかし、注文した後でメニューを見たら値上げしていた。140506_02 食事を終えて公園をうろついていると、なんだか空の具合がおかしい。140506_03 日暈と環水平アーク140506_05 いつものところにも行ってみた。140506_06 帰りに山の上にある火山湖に寄ってみた。池を周っていると、またもや某カメラマンと会ってしまった。140506_08 ノアザミ140506_07 トンボが飛んでいた140506_10 ベッコウトンボ。なめるとベッコウ飴の味がする。(信じないでください)140506_11 ラクウショウ140506_12

A LONG VACATION 1日目

140505_01 昼過ぎ、雨がやんだので南に車を走らせた。140505_02 先月、某新聞に次のような記事が載っていた。「南さつま市坊津の秋目湾は3~5月の夜、漁船が起こす波が青白く輝き、幻想的な雰囲気に包まれる」。ぼくは学生の頃、友人たちと行った夜の海でそれを見た。ヨッパライ某は見たことがないという。それなら、ということで、見に行くことにした。140505_03 海辺のレストランに寄ってコーヒーを飲んだ。マスターに、この辺で夜光虫を見たことはない?と聞いたところ、ん?それはダツの仲間か?と言った。うんにゃ、夜、海で光る虫、プランクトン、と説明したが、まったく通じなかった。マスターは夜光虫を知らないようだ。140505_04 夕食は某エビスで2番目に安かったタカエビ丼にした。これは大変おいしかった。140505_06 夜光虫を見るために、来た道を引き返した。途中、道路際に車を止め、夕日が海に沈んでいくのを眺めた。140505_07 太陽が沈んで数分後、赤い光の柱(太陽柱)が出現。140505_08 幻想的な光景だった。その後、新聞に紹介してあった湾に行って9時近くまで夜光虫が現れるのを待ったが、それらしきものは見えなかった。丸木浜にも行ってみたが、波打ち際で砕けた波が月の光で白く光るのが見えただけだった。