
お客さんからいただいたブドウを食べながら、ぼくはいつのまにか小鳥になっていた。小鳥は無心にブドウを食べる。人間とは違い、小鳥は食べることが仕事だ。食べるのをサボると小鳥は死んでしまう。ぼくが一生懸命ブドウを食べていると、そこにオオカミが現れた。ぼくはパッと飛び立ったつもりだったが、食べ過ぎたせいで落ちてしまった。ぼくはオオカミに食べられてしまった。
9月になる前に
夏の足あと
灰色の街
失恋したわけでもないのに
of blue
頭で鳴り響くファンファーレ
動物たちのサマーナイト
昨夜は恒例の某サマーナイト花火大会だったそうだ。店を閉めて帰ろうとすると、ズシーン、ドカーンと、まるでゴジラが天文館で暴れてるような派手な地響きが店を揺さぶった。ぼくはゴジラに襲われぬよう、早々に帰路に就いた。それにしても凄まじい重低音。ぼくたち人間は、その原因が花火だってことを知ってるからいいけれど、それが分からぬ動物や魚たちにとって、昨夜は恐ろしいサマーナイトだっただろうな。そんなわけで、ゴジラは来年あたり南下するらしい、というウワサがチラホラ。









