投稿日: 2014年12月10日 水曜日雨の夜 雨が降っている。静かな夜。ぼくは退屈し始めた。そんなぼくを救うべく、本棚から適当な本をつかんで適当にページをめくった。遠いむかし、どこかで会った気がする女性と目が合った
投稿日: 2014年12月9日 火曜日夕焼けはカレーのにおいがした もう忘れかけていた。あの当時、夕焼けはカレーのにおいがした。あのころはだれひとりケータイなんか持っていなかった。そう、だれもが貧乏だったころのはなしだ
投稿日: 2014年11月28日 金曜日トゥフ ストアはかく語りき 小雨が降っている。時計は午後1時半を指していた。ドアの開く音がし、同時に携帯が鳴った。男の声。仕事の話だ。しばらくして声は止み、豆腐の袋をぶら下げた男が店に入ってきた。金曜日の男。彼はカウンターに豆腐を置くと、ため息をつき、こう語った。「月末は大変やっどねー」
投稿日: 2014年11月26日 水曜日未来は明るくて星も見えない アンドロメダ星雲 プレアデス 今の団地に引っ越してきたころは今よりたくさん星が見えていた。あれから20年経って、団地周辺はとても明るくなった。真夜中でも懐中電灯なしで外を歩き回れる。さっき外に出て夜空を眺めたら、久しぶりにたくさんの星が見えていたのでカメラを持ち出した。フィルムカメラでは面倒だった星雲の写真も簡単に撮れる。うれしいような残念なような