今日は何の日

151103_02 というわけで今日は年に一度の、大きなローソクに火を点す日151103_01 できたら1000円くらいのワインで乾杯したかったのだけど、ヨッパライ某が買ってきたのは、いつもの400円の赤ワイン。ま、いいか。味のわからない二人だから

虚構の人たち

151027_01すくなくともラカン派的な視点から見れば、虚構と日常的現実とは、ともに「想像界」に属するという意味で、本質的な区別はありません。

斎藤環「脳は心を記述できるのか」第3信より

うまくんとお散歩

151026_04今日はどこに行ったんだい?
海の見える公園。バラが咲いてるんだ
たくさん咲いてた?
咲いてたよ、いい匂いがしてた
ふーん、ぼくも行きたかったな
いつか行けるよ
ところで明日は雨らしいね
ああ、晴れの日が何日も続いてたから
雨の日はきらいなんだ。だれもこないし
うまくんは何してるの
ずっと雨を見てる。大きな水たまりができることもあるよ
水たまりを見るのはいいね
でもたいくつだよ、ほんとに。一日が長いんだ
そうかもしれないな。雨の日はきっと思い出すよ、うまくんのこと
ほんとう?
もちろん
うれしいな、ぼくもそうする

月夜

151025_01 月が明るかったので散歩に出かけた。公園を突き抜け、坂を下り、街灯のない道をとぼとぼ歩いた。月がなければ真っ暗な道。ふと、だれかが後ろにいるように感じて振り返るが、だれもいない。川に出た。川の流れる音を左手に聞きながら川を上っていく。月の光が真上から降り注いでいる。冷めた青い光。どこかで犬が吼えはじめた。この世のものとは思えぬ奇妙な声。宇宙語で話しているように聞こえる。しばらく歩くとまた川の音だけになった。ぼくは川を上っていく

江ノ島行き

151018_03 江ノ島まで1時間ちょっとのところに住んでいたことがあった。気分が滅入ったら江ノ島行きの電車に乗ればよかった。江ノ島にはなにもない。エスカレーターと灯台と植物園くらい

そこにはただ風が吹いているだけ

151018_02ビデオカメラで撮った古いテープをデジタル化する作業が半分ほど終わった。ビデオには若いときのぼくが時々顔を出す。幸せそうだ。少なくとも今のぼくよりは。でも、彼が信じている幸せが影にも劣ることを、幸せに見えない、今のぼくにはよく分かる