暗い部屋に目覚ましが鳴った。デジタルは6:00を表示している。カーテンを開けてバルコニーに出ると、風上から青空が広がりはじめていた。持参した某珈琲店の珈琲をドリップし、それを飲んでホテルをチェックアウト、電車を乗り継いで東京駅に向かった。今日は憧れの「はとバス」に乗る日。朝食は丸の内ビル地下のスターバックスでとった。スーツの若い女性がコーヒーを飲みながらパソコンをたたいている。9時30分、はとバスは皇居に向けて走り出した。
バスを降りて10分くらい歩くと、観光ガイドブックで見たとおりの橋がそこにあった。
ガイドのお姉さんは、仕事とはいえ大変な博識ぶりで、彼女の話は思いのほか興味深く、また、ぼくの知らないことばかりだった。
浅草で昼食、仲見世で揚げ饅頭を購入。2時過ぎ、はとバスは最後の目的地、東京タワーに到着。
地上250mの特別展望台から今回二日間寝泊りしたホテルを見下ろす。その右手の広場に立っている巨大ロボットも肉眼で認めることができた。ここで自分用に土産を買った。それは、手のひらの東京タワー。(松任谷由実に同名の曲がある)
以上でお上りツアーは予定通り終了した。時間があったら、むかし住んでいたアパートを見に行くつもりだったが、時間が足りなかった。