微熱少年の休日

変な夢を見て目が覚めた。多分、きのう打ったワクチンのせい。外に出ると昨日同様、すっきり晴れて絶好のドライブ日和

しかし予想通り、ヨッパライ某はワクチンに当たって熱を出し、布団に丸まってうなっていた。

ぼくは何ともなかったので、山を越えて海に行こうと思ったが、万が一、急に熱が出たらまずいかも、と思い、近くの公園で散歩するにとどめた

マンサクが満開。公園では親子連れやカップルが桜の木の下で弁当を広げていた。テントを張ってる人もいる。あちこちで明るい笑い声が上がる。平和だ。若葉に覆われたきれいな大木を見つけ、近寄って写真を撮ろうとすると、例外なくその下には弁当を広げてる人たちがいた。というわけで、あまり写真は撮れなかった

腹が減ったので、家に帰って昼食を作った。ブロッコリー、レタス、ソーセージ、タマゴ焼などを食パンに挟んで屋上のテーブルに持って行った。ヨッパライ某はベッドに寝込んだまま、うなされていた。夢の中で怪獣に襲われているのかもしれない。念のため、ぼくも体温を計ってみたが、37度ちょうどだった。

レバニラを食べながら花を見た

朝起きて空を見上げると雲一つない青空が広がっていたが、今日は朝一番でワクチン接種に行かねばならないのだった。

ワクチンが済んだので弁当を買って花見に出かけた。園内を流れる川でカジカが美しい声で鳴いていた。風流だな~。ヨッパライ某が買ってきた弁当のおかずは、自分用が卵焼きで、ぼくのはなぜかレバニラだった。

川風

ぼくらは川沿いの歩道を歩いていた。
桜が満開。
川風が君の髪を乱し、花びらを散らす。

君が好きな三月も今日までだね。
え? あたし三月が好きだなんて言ったことないけど

桜餅のにおい

今日は3か月に一度の歯のメンテナンスの日。今日は小さな虫歯を発見したとのことでレントゲン撮影があった。今のところ治療するほどではないとのこと

歯医者の後、小雨降る中、スナップエンドウとソラマメを買いに海沿いの道路を南に走った。途中、歩いて渡れる島が見下ろせる山に登ってみた。サクラが満開で、あたり一面、桜餅の甘い匂いが漂っていた

むかし飛行場があったところに寄ってみた。こちらもサクラが満開。平日なのに、人がとても多かった

わが家のなんとかジャスミンも満開

水が半分くらいしか入ってなかったスイレン鉢。先日からの雨で満杯になった

春分ドライブ

今日は春分の日。定休日と重なったので春分ドライブに出かけた

春分の日らしい休日にしようと思ったが、風は冷たく、時折雨がぱらついた。昨日いらしたお客さんが、あの店、明日プレオープンだよ、と教えてくれたので、カツオで有名な港町の美術館に行った後、 その店に寄ってみた

目の前は海。お客さんが多くて忙しそうだったので食事は遠慮し、なんとかソーダを注文した。とてもおいしかったです

細い道をくねくね走って山を越え、いつもの漁港近くのスシ屋に行った。山桜があちこちで咲いていた。

夕食後、春分を祝ってチーズとワインで乾杯。このチーズセット、いろんな国のチーズが入っていてなかなか楽しい。ふと、店のお客さんが静岡に単身赴任することになったのを思い出し、「ぼくは一人で生活して生きていくのは無理だな」と言うと、「あたしは一人でも生きていけると思う」とヨッパライ某は言った。ぼくもそう思う

ふたりでお鍋を

あしたは休みで、今夜はナベだった。ワインを飲みながら、今日店であったおもしろい話を四つしようと思った。第一話は今日最後にいらしたお客さんが
「こんど、いちご狩りに行くんだ、そこ、食べ放題なんだって」
「へえ、どこにあるの?」
「加世田農園」
「加世田にいちご農園ってあったっけ」
「あるわよ、ほら」と言って、スマホを目の前に差し出した。
「志布志って書いてあるじゃん!」
「えーっ!」
第二話は、きれいな女の子が二人やってきて・・・という話だけど長くなるので割愛