せりふのない一日

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昨日は定休日だったのでドライブに出かけた。南に一時間も走ると、そこは大きな植物園。そこには、赤い花や白い花、青い花が咲いていたが、その日ぼくはそれを言葉にするのをやめてみた。言葉にするのをやめると、赤い花は赤い花であることをやめる。白いアジサイも同じだ。そんなことが簡単にできるもんか、と思う方もいるだろうけど、ぼくはできる。といっても、ゲシュタルト崩壊を応用しているだけのことだ。070604_01ぼくは頻々として起こるゲシュタルト崩壊に悩まされていたのだけど、おかげでその状況をある程度フィードバックできるようになった。フィードバックできるということはコントロールできるということ。抽象化をやめると世界は一変してしまう。エネルギーが渦巻く引力と斥力のリアル世界だ。

エントリーの題

数日前から、Googleでココにくる方が急増している。検索ワードは「浅井慎平」。さっそくGoogleで「浅井慎平」を検索してみると、あちゃ~、トップページの5番目に当ブログの名が。浅井慎平さんを知りたくていらっしゃった方にはホントに申し訳ないと思う。だって、たいした記事じゃないんだもーん。 Googleさん、なんとかしてよ~。恥ずかしいやんけ。ちなみに、当ブログのエントリーの題名は、なぜかGoogleのトップページにランクインすることが多い。

夏のはじまり

土曜日なのに雨が降っている。
きみのせいじゃない。だれのせいでもない。
きのう、梅雨に入った。
どうして梅雨をツユと読むの?
ぼくは言った。
その語源は「to you」だよ、と。
きみは笑って信じなかった。
ぼくはつぶやいた。
自然からの贈り物、それが夏なのさ。
「to you」

テスラな一日

昨日は月曜日で朝から休日であった。予定どおり朝一番に「整体」に行った。肩こりがあまりにもひどいようなので、勇気を出して行ってみることにしたのだった。一見、理容室風の質素なドアを開けると、直感的に、来てはいけないところに来てしまった、ような感じがした。しかし、もう遅かった。まず、電気椅子に座ることになった。電気椅子といっても、見かけは普通のリクライナーと変わらない。600Vが通電しているとのことで、周囲のものに触れると感電するという。かなりびびったが、息を潜めてじっとしていると10分くらいで無事終了した。次は、光なんとか(正式名称は忘れた)という装置に寝かされた。頭上でたくさんの光が目まぐるしく点滅し、回転している。しかもそれに合わせて宇宙的な電子音が鳴る。テスラコイルで有名な某天才科学者の実験風景を髣髴とさせる、超科学的なテクノロジーにぼくはただ圧倒されるばかりだった。電気コードがあちこちに伸びた、スイッチや電気メーターだらけの不可思議な装置が所狭しと並び、かつピコピコいいながら実動している。凡人の理解を超越した、どこか現実離れした風景である。じつに不思議な体験だった。感動も醒めやらぬまま家に帰り着き、パソコンを立ち上げようとしたらフリーズした。何度やってもだめ。結局パソコンは正常に起動しなくなり、リカバリーすることになった。ぼくはテスラーな電気人間になってしまったのだろうか。なにせ600Vである。丸一日かけてリカバリーを終え、やっと今こうしてブログに書いているところです。

月の砂漠

風呂から上がって階段を上り、屋上のベンチに座った。
乾いた風が吹いている。とても気持ちがいい。
西の空に月が上がっている。星も三つくらい見える。
遠い砂漠から飛んできた砂のせいで、かすんでいる。

浅井慎平

070525雑誌をめくってたら、電柱と曇り空の写真があった。なんの変哲もない、どこにでもありそうな平凡な風景。なのに、ぐわっ、と心をつかまれた。すごい引力。なんでやネン。わけわからん。作者を見たら、やっぱり浅井慎平。なんでやネン。わけわからん。

いつになく、ぼくは疲れていた。これが効くんだと、薬のつもりでスイカを食べ、ビールも少し飲んだ。遅い夕食を終えたころ、開けた窓からピアノの音が聞こえてきた。となりのお嬢さんがピアノの練習をされている。曲名は分からなかったが、どこか憂いを含んだ涼しげな曲。ぼくはとなりのお嬢さんを知らない。お嬢さんも、たぶんぼくを知らない。でも、ピアノの音は垣根を越え、親しい友の顔でやってきて、ぼくをなぐさめる。

LightWrite

パソコンでちょっとした文を書くのに、ナニを使ってます? Windowsなら、メモ帳、ワードパッドあたりかな。ぼくは「LightWrite」というタブ式エディタを使ってます。とにかく軽い。基本操作は起動と終了のみ、という、徹底して操作を簡略化した、ある意味マニアックなエディタ。シンプルな操作を最優先に特化されているために一般のエディタとは異なった独自の構造になってますから、特にファイルの保存については予めしっかり把握しておく必要があります。使い始めは戸惑うけど、一度使ったら手放せなくなるラブリーなエディタです。残念ながらMac用はないようです。
こちらからダウンロードできます。(フリーソフトです)