花に笑われることもある

ふつう、梅雨入り宣言をすると翌日から好天が続くのだが、今年は素直に雨が続いている。今日も朝から小雨が降っていた。しかし植物園でジャカランダが咲きはじめたというので海沿いの道を南に下った

枝豆の木。今夜のビールのつまみはこれだ。と思わず手を伸ばしたものの、よく見るとこれはミモザの実なのだった。

梅雨の花といえばこれ。アジ、アジ、アジババと100人の盗賊

ふと、だれかが笑ったような気がして振り向くと

スイレンが咲いていた。涼しげでいいね。花の手前にある黄色のツブツブはたぶんタヌキモの花

昼食はなんとなく天丼

ジャガイモのある風景

金曜日の男からジャガイモをたくさんもらった。ぼくはそれを眺めながらジャガイモのおいしい食べ方について考えを巡らせた。まず頭に浮かんだのは、炙ったジャガイモとドイツの太いソーセージが冷えたビールの横で湯気を立ててる風景。次に、村上春樹の小説に出てくる、ジェイズバーのカウンターに載った、ビールに添えられたフライド・ポテト


「今夜バスで帰るよ。」
ジェイはフライド・ポテトにするための芋をむきながら何度か肯いた。
「あんたが居なくなると寂しいよ。猿のコンビも解消だね。」ジェイはカウンターの上にかかった版画を指さしてそう言った。「鼠もきっと寂しがる。」
「うん。」
「東京は楽しいかね。」
「どこだって同じさ。」

歯医者に行った

久しぶりに歯医者に行った。受付のお姉さんに、久しぶりですね、と言われた。前回行ったとき、このままだと歯周病になってマズイことになりますよ、と、脅され、ずっと気になっていた。ぼくは脅しに弱い。でも貴重な休日を病院でつぶすのが惜しくてなかなか足が向かなかった

しかし今日は天気はイマイチだったし、ヨッパライ某も用事があるということで、午前中を歯医者に充てた。今日は歯のレントゲン撮影と口の中の写真撮影。次回、その結果を見て、歯石を取ったり、なんかいろいろやるそうだ

家に帰り、車庫の外灯の改造を始めた。LEDを取り付けるべく、中の蛍光灯ユニットを取り除き、使っていない照明器具から取り外した電球ソケットを移植

器具はアルミダイキャストなのだが、なぜか内側は黒のマット塗装。光を反射させるべく、ビールの空き缶を使って反射板を作成

ブリキの赤いミニ

ヨッパライ某の誕生会は参加者の都合により延期されていたが、一週間後の今夜、自宅にて無事開催されることになった。
昨日「食事は何にする?」と、娘からメールがあった。ずいぶん前、家族いっしょにソーメンが食べたい、と娘が言ってたのを思い出し、「ソーメンでどお?」と返信すると直ちに「いいね!」の回答があった。主役が何を食べたいかはあまり関係ないのだった。
食事が終わり、テーブルにケーキが載った。娘が踏切近くのケーキ屋で買ってきたモンブラン。ナイフを入れ、皿に分ける。プレゼントを渡す。

ぼくのプレゼントはブリキの赤いミニクーパー。結婚して間もないころ、彼女は車が欲しい、ローバーミニが欲しい、と、熱に浮かされたようにつぶやいていた。いつか買えるはずだった。しかし、ぼくが想定外の脱サラを強行し、借金をすると、以来、それを口にすることはなくなった。たぶん、あきらめたのだろう

スイカの匂い

夕食後、近くのスーパーに買い物に出かけた。目的のものを買い終わり、ついでにフルーツみつ豆の缶詰を買おうと探し回ったが見つけられなかった。代わりにスイカボールシャーベット、スイカ果汁5%入り、というのを見つけたので、それを買った。スイカ果汁やキュウリ果汁が入ってるやつは、ハズレをひくとカメムシの匂いがするが、これは大丈夫だった

夜の声

ニュースによると今日の最高気温は29.5度だったそうだ。でも、夏の空じゃなかったし、風は秋のようだった。ぜんぜん、わくわくしなかった。
さっきまで屋上に出て夜景を眺めていた。どこかでフクロウが鳴いていた。フクロウの声は侘しい。栄養失調の老犬がため息を漏らしているみたいに聞こえる

なんとなく魚フライ

カラータイマーは赤く点滅していたがM78星雲に帰るほどではなかった。昨夜、家族で夕食を楽しんでいるときに戯れで体温を測ったら、ちょっと高めの38度5分だった

朝起きて体温を測るとだいぶ良くなっていた。めずらしくヨッパライ某が心配してくれて、何でも好きなものを食べるといいよ、なにが食べたい?と聞くので思わず、高級なもの、と言ってみたが、食べたことがないせいか具体的なものが浮かばなかった

外は雨が降っていた。雨が降るとなぜか魚フライが食べたくなる。そんなわけで山を越え、海沿いの道路を走っていつもの食堂に向かった

車の窓から眺める雨の海は例えようもなくいい。カーステレオからはシャーデーの気だるい曲が流れてた

変な柄の傘をさしている怪しい男

この海沿いの道路を走るとき、決まって思い出すのが、フットルース、というサーファーが集まるお店。何回も行ったわけじゃないけど、店の名前がかっこよかったせいか、当時の思い出の一コマになっている。ちなみに、映画フットルースはレーザーディスクで繰り返し観ました。音楽がイカシてたな。主役はトレマーズのケビンベーコン。ビデオは1986年の夏に撮ったもの

夕食は、食堂で買った新鮮なミズイカをヨッパライ某が調理したイカ墨のお吸い物とカンパチのあら煮

夢の中へ

数日前から風邪気味で頭がぼんやりしている。そんな時は変な夢を見ることが多い。今朝見た夢はまさに夢みたいな夢だった。ぼくはどこかの島の砂浜にいる。あたりは薄暗く、波打際から十メートルくらい離れたところに竪穴があって、そこから人が出入りしている。海の近くだから、穴の中は水浸しのはずなのだが。その穴は深く、途中枝分かれし、奥には住居があるようだ。なぜかその島には知人Aがいて、やつらはゾンビなのだと教えてくれる。ぼくはそこを調べに行くことになっている。そういう任務なのだ。穴に入ると、灯りはなく、真っ暗。ゾンビたちは暗闇の中でも普通に動き回れるようだ。その後が思い出せない。夢はまだ続いていたのだろうけど。朝起きて、今朝は変な夢を見たな~、とブツブツ考えながら、洗面所で顔を洗い、ハナをかんだら、ハナの中に砂がいっぱい混じっている。この砂はどこから来たのか。実は、ずいぶん前にも同じようなことがあった。その時は砂漠のようなところを歩いている夢をみた朝のことだった。同じように、ハナに砂がたくさん混じっていた。砂嵐の中を歩かない限り、こんなことは起きないんじゃないかと思うのだけど

お昼はトレマーズだった

画家ロートレックは、イナゴを炭火で焼き、皮をむいて食べるとエビそっくりの味がする。名付けて「イナゴの網焼き、洗礼者ヨハネ風」と、その料理書に書いた。わが家の庭にもプリプリ太った美味そうなイナゴがいる。しかし、わざわざそんな面倒なことをしなくても車でちょっと走れば本物のエビが食える

山を越え、海に向かってしばらく走ると小さな漁港がある。その近くの寿司屋で、いつものようにヨッパライ某は安い方の寿司、ぼくはエビフライ定食を頼んだ。エビという生物は見れば見るほど不気味な姿をしている。トレマーズという、ミミズの化け物が人を襲う映画があったが、(確か、主役はケビン・ベーコン)エビの顔もそれと負けないくらいひどい

食事の帰りに砂祭りなんとか、みたいなところに寄ってみた。ぼくは芸術のことはよくわからないが、やはりわからなかった。でもこれなんか、かなりすごいんじゃないかと思う。金魚の滝下り、みたいなの

お城と合体した巨大なおねえさん

ミラーマン