帰りに寄ったお客様の家。日本家屋の広い玄関。暗い白熱灯の明かり。廊下の隅に薔薇が数十本活けてあった。お客様は珈琲の代金を取りに奥の部屋へと消えた。薔薇が仄かに匂う。あっ、と思った。ぼくは靴をはいたまま四つんばいで薔薇に向かい、薔薇に顔を突っこんでいた。我に返り、急いで土間に戻ると、ちょうどそこに奥さんが戻ってきた。危機一髪だった。だが、もし何かあってもぼくに罪はない。もちろん美しすぎる薔薇が悪い。
“薔薇の匂い” への6件の返信
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帰りに寄ったお客様の家。日本家屋の広い玄関。暗い白熱灯の明かり。廊下の隅に薔薇が数十本活けてあった。お客様は珈琲の代金を取りに奥の部屋へと消えた。薔薇が仄かに匂う。あっ、と思った。ぼくは靴をはいたまま四つんばいで薔薇に向かい、薔薇に顔を突っこんでいた。我に返り、急いで土間に戻ると、ちょうどそこに奥さんが戻ってきた。危機一髪だった。だが、もし何かあってもぼくに罪はない。もちろん美しすぎる薔薇が悪い。
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美しすぎるのは罪ですね。
見るものすべてを魅了してしまう・・・・。
「許しておくれ、君が美しすぎるのが罪なんだ」
女性だったら、一度は言われてみたい言葉でしょうね。
ぼくも言ってみたいのですが、どんな顔をして言えばいいのか悩みます。美しさは時に盾、また矛として機能する高度な武器ですよね。戦意を萎えさせ、理性を狂わせ、善悪の判断をも誤らせちゃう。
バラ盗人許さるべし。という言葉がありますが、好きな言葉です。
私もバラって好き。
姿も匂いも棘も好き。
わかります。あきこさんにはバラが似合うと思います。
昼は薄いピンク、夜は赤い…
で、痛くない棘で刺すんでしょ?(笑)
ウフ♪
ところで最近ワタクシ、職場の男性たちから「女王様」と呼ばれるようになりました。
理由は明日締め上げて吐かせてきます。
わかります。
あきこさんには黒エナメルのハイヒールが似合うと思います。
昼は薄いピンクのバラ、夜は赤いマスクに表情を隠し…
で、痛くないムチで(笑)