a long vacation 1日目

休日一日目。近所のスシ屋でちょっとした会合があった。
運ばれた茶を飲みながら、
「ところで今日は何の日なの?」とぼくは言った。
集まった6人は虚を衝かれたように口ごもり、首をひねった。
ややあって「母の日じゃないの」との声があった。
すぐにだれかが打ち消し、「母の日は日曜日だろ」と言った。
「あ、そうか。今日は何曜日だっけ」
平和な休日の始まりの予感があった