今夜は店のお客さんたちと花見。あいにく天気は下り坂。甲突川べりに確保してあった花見会場は急遽Sさんちのガレージに変更された。ガレージと言ってもケッコウ広く、フェラリが3台、楽に格納できる広さだ。メンバーは約15名で、美男美女ばかり、という触込みである。会場に着くと、桜の花もすでに壁際に飾られ、用意万端ととのっていた。「では、開会の挨拶を」と、koji氏から見えないマイクを渡されたぼくは「あー本日は好天に恵まれ…」などとテキトーなことをモゴモゴいってさっさと乾杯した。席に座るとぼくはさっそく、昨夜、某掲示板で話題になった、じとさん手作りのおでんを所望した。「こ、これは」大根を一口食べて絶句した。恐ろしいほどに完璧な仕上がりである。花の独身男が一人で作ったとはダレひとり信じないだろう。南薩支部のもっちゃんが作ってきたチマキにも驚いた。だしは小エビであろうか。うますぎる。わざわざ海に行って取ってきたという、トコブシ、ミナ、カラスガイも絶品。どれもが熟練の母の味だ。なぜ彼女がいまだに独身でいるのか謎である。サカモトさんが持ち寄ったのは、手作りそーめんチャンプルー・スペシャルとどこかで買ったコロッケ。確かな審美眼を持つ者によって選ばれたコロッケは、さも当然のようにアートなうまさを誇っていた。麦の花さんが作ったという「きゃらつわ」が手許にまわってきた。なんという奥の深い、侘寂の効いた日本のルーツ的な味であろう。まさにソウルフード。ぼくは遠い目になって、いつしか歌を口ずさんでいた。「うーさーぎーおーいし、あーのやーまー」。酔いが回っていい気分になったところで、どこかで「ぜんざいを食べたい人は?」との声があった。「おー、くれ、くれ」ぼくは叫んだ。shinoさん特製白玉ぜんざい。それを無心に食べてると、Qえもんさんが「ぜんざいを食べてる写真を撮るからポーズを」という。しかし、すでにお椀が空っぽだったので、お代わりをした。酔ったぼくは隣に座ってたshinoさんのお父さんを相手に、いつものように究極の女性論を展開していた。すると、きみさんの手作り「桜の葉の塩漬け入りシフォンケーキ」が出た。塩味という、意外性のある不思議なうまさだった。いつものことだが、ぼくは食べてばかりいたようだった。
“雨の花見” への10件の返信
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これまでのBEST3に入る文章ですな。
でもこんなにディテールを記憶しているとはめずらしい。
いつも後からボクに聞くくせに。
ふっ、テラバイトのスプーン、とはぼくのことだよ、明智君。
腰の調子、いいようですね、良かったです。
次回はか・わ・い・い声でお邪魔しますわ♪
ご心配おかけしました。もう大丈夫です。
あとは、べにこさんのかわいい声を聞くだけです。
それでカンペキに治る予定です(笑)
そー私は謎の女^m^
ご近所ぶろぐにいつの間にか載せて頂き
ありがとうございます。
更新頑張ります。
もっちゃん、だれかに似てるなー。と、ずっと思ってたんですが、分かりました。
往年のフランス女優、BB ブリジッドバルドー。
知らないだろうなー。目つきが似てるんだよね(笑)
バルドー似なんて言われるっていいなー。
私が「似てる」と言われたのは「キム・ヘギョンちゃん」くらい・・・。
韓国人系ってこと?
ブリジッドバルドー、実は、すっかり忘れてしまっていたんです。
もっちゃんのおかげで思い出しました(笑)
中学生のとき、映画で見た彼女のヌードに感動し、以来、彼女の出る映画は必ず見るように心がけてました。スクリーンという映画雑誌を読むようになったのも彼女のハダカが見たかったからです(笑)
いわば、ぼくのヰタ・セクスアリスってところでしょうか。
キム・ヘギョンちゃん、顔は見たことないんですが、麦の花さんに似てるってことは、つぶらな瞳の美女ってことですよね。
キム・ヘギョンちゃん、明日の朝刊に写真が出ているかも。
ショートカットにしてから、出産してからはあまり似てないと言われます。
美女というより美少女?う~ん。
新聞、見ました。
記事はありましたが、写真がなかったです。残念。
ネット上で探してみます(笑)