この広い野原いっぱい

某火山の麓にピンクの花がいっぱい咲いている、というので、行ってみることにした。山道をくねくね上り、500円払って駐車場に車を止め、杖を持った登山者に交じって細い道を進む。ヨッパライ某とのろのろ歩いていくと、帰りの登山者とすれ違い、そのたびに「こんちゃ~」と挨拶。最初は少し恥ずかしいが、すぐになれる。しばらく歩いたが、目的地が見えてくる気配がない。ヨッパライ某が、あとどれくらいなの?と、聞くので、どれくらいだろうね、というと、えーー、知らないで連れてきたの? と急速に不機嫌になった。そして、すれ違った人に、あとどれくらいですか、と、聞いていたが、10分くらいですよ、という返事に、少し安心したようだった。けれども歩き方が遅いせいか、10分経っても道はまだ続いていた

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やっとたどり着いた。ピンクの花は満開だった