本を読むのが遅すぎ

ぼくは本を読むのがとても遅い。多くの本を読んでいくうちに慣れて、だんだん速くなるものだと思っていたけど、逆に遅くなった。今、フランクルの「夜と霧」を読んでいるのだけど、カメのように遅い。何度も読んでいる本だから、すらすら読めそうなものだけど、なぜか言葉に対する感性が以前に増して敏感になっていて、いちいち感動してすぐ胸がいっぱいになる。そのたび立ち止まってしまい、前に進まない。年のせいかな。でも、これが読書の醍醐味ってものかもしれない