雨の植物園

160613_01 雨が降っている。こんな日は雨戸を閉め、部屋を暗くして映画なんか見るのがいい。でも、どうしても今日はドライブに出かけなくてはならなかった。行くところがあるからではなく、車をどこかに走らせなくてはいけない。そうしないと、必ず後で後悔することになる

160613_02 車は半島を貫く山脈の稜線上を走りつづけ、怪獣池を半周し、某火山の麓にある植物園に到着した。激しくはないが、小降りでもない雨がホワイトノイズのように降り続いていた

160613_03傘をさして園内を歩く。傘の真ん中に穴が開いていて、そこから雨が落ちてくる。先日、傘の骨が折れたので修理したのだけど、その時に開いたらしい

160613_04 200円のビニール傘を修理して使う人はあまりいないかもしれない。修理したといっても、なんとか使える程度になっただけで、骨はいくつか外れたまま。踏みつけてへこんだ洗面器みたいな有様だ

160613_05こんな傘が似合うのは俺くらいかも。でも、自分で修理した傘をさして雨の中を歩くのは愉快だ

160613_06雨の日に植物園にやってくる人はいないだろう、と思って歩いていたが、どこにも変わった人はいるもので、一組の変なカップルと一人のマスクをした女性とすれ違った

160613_07昼食は安いほうのソーメン流しセットにした。一皿少ないだけなのに、どこか侘しさが漂う。お茶もいっしょに写せばよかった

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